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2008年02月26日(火)更新

コムMAGA vol.96

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  情報発信する経営者をサポートするメルマガ
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       経営者会報ブログ COMM-unicative MAGA-zine
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【部下を持って初めてわかること】

管理職になってから7年以上が経つのですが、まだまだたくさんの「気づき」を
いただいています。

現在、私には三人の部下がいます。みな、それぞれにいいところもあり、
足りないところもあります。とくに、欠点は自分と共通するところがあって、
身につまされる機会が多いのです。

私はもともとかなり傲慢な人間でして、とくに上司とぶつかる時にその「本性」
が出てしまいます。ですが、たとえ自説が正しいとしても、その主張の仕方が
生意気だったり無礼だったりすると、受け入れる側にはどこかやり切れなさ
や面白くなさが残ります。「こいつ、応援したくないなあ」という感情です。

年を重ねたせいか、最近は強い主張をぶつけられる側になってきました。
もちろん、正しいことなら納得しプッシュもしますが、おかしなことはキチンと
指摘をして、押し返さなければなりません。また、正しいことでも会社として
受け入れづらいことなら、かなりの調整が必要になります。

四十代もなかばになって、ようやく気づいたのです。そこへの配慮が
足りなかった自分に。

どんな仕事でもそうですが、周囲の応援がなければ大きな成果を得る
ことはできません。表現方法一つ、伝え方一つで、周りの気持ちも変わり
ますし、「あいつの言うことなら仕方がない、やってやろう」というサポートを
いただくこともできるでしょう。

もちろん、こうした“真理”は社内のみならず、外部の方々とのお付き合い
やコラボでも、まったく同じことです。だからこそ、“Give & Give & Given”の
精神が必要なのだと思います。

まだまだ、修行が足りないことを実感する今日この頃です。

これより、「経営者会報ブログ」コムMAGA 第96号をお届けいたします。


=================◇INDEX◇===================
 
  <編集部からのお知らせ>
 (1)【明大生との毎週一問百答】
    質問第92弾は、「引っ張る」と「任せる」のバランスとは
 (2)今週の“ブログ PICK UP”
    【サカエヤの新保吉伸さん】
 (3)今月のお題
    「財務で一番気をつけていること」
 (4)今週のお題
    「『飲みにケーション』どうしてますか?」
 (5)編集記者・酒井の
    「こんな社長さんに会ってきました!」
 (6)経営者会報アーカイブ

  <事務局からのお知らせ>
 (7)連載・事務局Present's
    経営者会報ブログ道の「寄り道茶庵」 第48回‥∵‥∵‥∵‥∵
     深みのある、次の未知へ(3) マラソン応援とブログ
     
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 ◆◆  編集部からのお知らせ  ◆◆
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┌─┐ 【明大生との毎週一問百答】
│1 │ 質問第92弾は、「引っ張る」と「任せる」のバランスとは
└─┘─────────────────────────────── 

毎週、経営者ブロガーのみなさまにご協力をいただいている【明大生との毎週
一問百答】は、「経営者会報ブログ」プロデューサー・久米信行さんの明治大学
商学部講義「ベンチャービジネス論(前期)/起業プランニング論(後期)」との
コラボ企画です。

 ※久米さんの講義ブログはこちらから
  └→ http://blog.canpan.info/meiji_venture/

今週の「一問百答」は、約一年ぶりの登場となる東京大学3年・小川明浩さん
からの質問を採用させていただきました。小川さんは、学生が運営する出版
研究サークル「PICASO」のメンバーで、最近は「天才工場」という編集プロダ
クションが配信するメルマガの編集長も務めています。

 ※天才工場のメルマガ「天才出版道場」のバックナンバーは、こちらから
  └→ http://archive.mag2.com/0000222335/index.html

※小川明浩さんの著書『視力3cm―それでも僕は東大に』は、こちらから
└→ http://tinyurl.com/yrugvz


<質問>───────────────────────────

 「部下を信頼して仕事を任せること」と「自ら率先して仕事をこなすこと」
 経営者にとっては、どちらも必要なことだと思います。
 どちらか一方に偏らずにバランスをとってゆくには、
 どうすればよいのでしょうか?
                         (東京大学三年 小川明浩さん)
 
 ────────────────────────────── 
 
▼質問内容の詳細はこちら▼
 http://editors.keikai.topblog.jp/blog/g/10007992.html
 
21日(木)18時現在で、お二人の経営者会報ブロガーが回答を寄せてくださり
ました。

▼サワダ製作所 澤田社長▼
 http://sawada.keikai.topblog.jp/blog/102/10008006.html

▼京都工芸 寺田社長▼
 http://makasetaro.keikai.topblog.jp/blog/b/10008012.html


そのなかから、92回を数える「一問百答」で第1回目からの連続回答記録を
続けている、京都工芸寺田社長の記事を紹介しましょう。

         -●-          -●-

仕事を任せるも、自身でこなすも負の決定を持つのでなく、相手の良いところ
を伸ばせるか、自身が楽しいか、の基準を持ち続けるべきだと思います。

部下の長所を生かすようにするような仕事を任せないと負のイメージで与える
仕事には内容がついてきません。任せた仕事にご自身が満足いかなかったら、
自身の鏡だと思い反省します。

時間を作ってでもしたい仕事なら自ら率先して行動をすると楽しい方向へ進み、
経営もよくなります。

感情があり考え方がそれぞれ違うもんです。部下をこんだけ思っているんだ
よ的になるより少し、遠目で他社の社員をみるかのように接すると良いところが
見えて信頼関係が築けると思います。

 *      *      *

「任せた仕事にご自身が満足いかなかったら、自身の鏡だと思い反省します」
というフレーズが強く胸に刺さりました。

「子は親の鏡」とはよく言ったもので、私の机の乱雑さを目の前の部下が文字
通りまねています。私が苦手で逃げている分野は部下も不得意になります。
でも、逃げているからその欠点を指摘できません。そのままだと、私も部下も
不幸になる……。

やはり、自分で率先して新しい分野に飛び込んでいく、一方で欠点は修正する、
という背中を見せながら、部下にもドンドン仕事を任せていく、そして、寺田さん
の決めゼリフで言うところの「一緒に考えていく」。

このサイクルを続けていくことで、バランスを取りながらチーム全体のパフォ
ーマンスもアップできるんだ、と実感しました。

寺田さん、ありがとうございました。

本企画は明大生以外の学生さんはもちろん、一般の方からの質問も
大歓迎です。

「現役経営者に、ぜひこれを聞いてみたい!」
というテーマがありましたら、下記のメールアドレスまでご一報ください。

〔送信先〕→ blog@njg.co.jp

みなさま、何とぞよろしくお願い致します!
                         (編集部・大西啓之)


┌─┐
│2 │ 今週の“ブログ PICK UP”
└─┘───────────────────────────────

このコーナーでは、日々、経営者のみなさんの書かれたブログを、雑誌「月
刊 経営者会報」編集部員が拝見し、お薦めのブログをご紹介していきます。

今回のお薦めブログは、サカエヤの新保吉伸さんです。2007年度関西
IT活用百撰“優秀賞”を受賞されたとのこと。おめでとうございます!

         -●-          -●-

2007年度関西IT活用百撰“優秀賞”をいただきました。
受賞式と講演のため小雪舞い散るなか、
会場の大阪国際会議所(グランキューブ大阪)へ。

12時前に到着し、なんと受賞企業10社のなかで一番乗り!
しかし講演はいちばん最後。

■続きはこちら>>>
 http://sakaeya.keikai.topblog.jp/blog/100/10007998.html

■サカエヤ ホームページはこちら>>>
 http://www.omi-gyu.com/

 *      *      *
 
快挙ですね! 本当におめでとうございます!
 
サカエヤさんのホームページを拝見しただけで、新保さんがただものでない
ことがうかがえますが、さすがです。
 
それにしても、いつもオチのある、ユニークなブログを書かれている新保さん
が、どうしてスピーチではスベってしまうのでしょう。それが不思議です。

                            (編集部・酒井俊宏)


┌─┐
│3 │ 今月のお題 (2月22日─3月20日)
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【財務で一番気をつけていること】

経営者会報6月号掲載予定の特集にリンクするものです。
 
財務面が健全であることは、当然ながら、会社運営の基本といえます。

しかしながら、社長は自社の細かい数字まで把握する必要はないと思われま
す。把握すべきという見方も当然あるでしょうが、私(=酒井)がお会いした
財務に強い社長さん方は、押さえるべきところを押さえておけば足りる、
という人が大多数でした。
 
会員のみなさまは、財務面に関して、どのような基準をおもちでしょうか。
売上・利益だけではなく、とくに日次や月次で「ここだけは常に把握しておく」
「この数字がこうなったら危険」といった項目や基準、あるいは財務体質を
健全に維持・向上させるために実践しておられる点などを、ブログで綴って
いただけたら幸いです。
 
他の会員さん、読者にとってもおおいに参考になることと思います。編集部
の記事作成のヒントにさせていただくとともに、エピソードによっては取材を
させていただきたいと考えています。

                         (編集部・酒井俊宏)

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│4 │ 今週(2月22日ー28日)のお題
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【「飲みにケーション」どうしてますか?】

最近、元気な会社に取材にうかがうと、そうした会社ほど、社長さんは社員
さんとよく飲みにいかれているという印象があります。
 
過日、取材にうかがった、武蔵野の小山社長もそうでした。頻繁に飲むこと]
で、親友同士にも似た信頼感が社内に醸成され、結果、「互いに話が早くなり、
前向きになる」(小山社長)とのこと。

■取材日記 武蔵野 小山社長 >>>
 http://sakai.keikai.topblog.jp/blog/a/10007726.html

みなさまはいかがですか。どのくらいの頻度で、どのように飲んでおられる
のか、また、どのような効用を感じておられますか。「飲み会」でなくとも、
お食事会や誕生会など、お酒抜きの場のお話でもけっこうです。
どうかブログで綴ってみてください。
  
*「今週のお題」「今月のお題」について、ブログでお書きになった方は、
お手数ですが、編集部ブログの「今週のお題」「今月のお題」のそれぞれ
最新記事にトラックバック下さるか、コメントで「○月○日の記事で書きま
した」とお知らせ下さいますよう、お願い致します。できましたら、
他の読者の方がすぐジャンプできますので、トラックバックを貼って下さい。

                        (編集部・酒井俊宏)


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│5 │ 編集記者・酒井の「こんな社長さんに会ってきました!」
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経営者会報編集部・酒井が社長さんに取材させていただいた際に感じたこと、
感心したことなどを中心に綴っています。最新の取材日記は、クロスメディア・
コミュニケーションズの雨宮和弘さんです。
 
>>>http://sakai.keikai.topblog.jp/blog/a/10007993.html

                         (編集部・酒井俊宏)


┌─┐
│6 │ 経営者会報アーカイブ
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過去の経営者会報のアーカイブを毎週更新しています。現在、以下の記事を
アップしています。ぜひご覧下さい。

・経営者が選んだ名言 ムラウチドットコム 村内伸弘さん
 http://kotoba.keikai.topblog.jp/blog/10007990.html

・異能経営者がゆく! 創建ホームズ 丸本吉紀さん
 http://inou.keikai.topblog.jp/blog/10007989.html

・【会員登場】社長ブロガー登場! 三元ラセン管工業 高嶋博さん
 http://toujyou.keikai.topblog.jp/blog/10007991.html

                        (編集部・酒井俊宏)


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 ◆◆  事務局からのお知らせ  ◆◆
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┌─┐ 経営者会報ブログ道の「寄り道茶庵」 第48回‥∵‥∵‥∵‥
│7 │ 深みのある、次の未知へ(3) マラソン応援とブログ
└─┘───────────────────────────────

仕事場のビルから見える富士山が少し霞んできて、春の予兆と冬の余韻が
交錯しているようです。

経営者会報ブログにご縁のあるみなさま、こんばんは。
事務局の津田博史です。

先日の東京マラソンは抽選に落選したため、沿道での友人の応援と
相成りました。

友人や先輩はもろもろ大変な状況を乗り越えて、見事に完走したのですが、
沿道にぽつねんと一人で立っているだけでは、走っている友人をこちらが
見つけるのも、走っている友人がこちらを見出すのもかなり難しく、沿道では
最後までお互いを発見できないまま、すれ違ってしまいました。
(結局、ゴール後のビックサイトで奇跡的に会えましたが)

また、沿道での応援に慣れないせいか、見知らぬ方への声援もなかなか
大きな声が掛けられず、もどかしい思いが残りました。

近くを過ぎる人に、ナイスランとか、ラストとか、周りにつられて、ようやく声が
かけられるようになる、そんな感じでした。

「マラソンを走ることは、ブログを続けることに似ている」と以前思ったことが
ありますが、沿道の応援で感じた歯痒さも、ブログを見る側の立場にとても
近いと思いました。

なかなか声(≒ブログだとコメント)をかけづらい。一人で応援していても
黙ってみているだけでは、走っている人たち(≒ブロガー)に
気づいてもらえない。。。

当たり前のことなのですが、声を上げ、複数で力をあわせた応援のほうが、
より舞台の上にいる人に届く、手応えとして感じてもらいやすい応援なの
です、ね。

応援の雰囲気としてのカタチを整えて、走っている人の気持ちをぐっと温め
られるように、応援の言葉の魂の錬度を上げていくこと。

ぼんやりとですが、経営者会報ブログを応援するために必要なことが、
少し見えてきた気がします。

今週も失礼しました。来週もよろしくお願いいたします!

                            (事務局・津田博史)



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