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2009年01月28日(水)更新
コムMAGA vol.142
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情報発信する経営者をサポートするメルマガ
────────────────────────────
経営者会報ブログ COMM-unicative MAGA-zine vol.142
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http://gate.keikai.topblog.jp/
【中小企業の「空気」を伝えるコミュニティ】
みなさん、こんにちは。
経営者会報ブログ編集部の大西です。
何度かご案内しておりますのでご承知かと存じますが、昨年11月のオフ会
直後から、入会もしくはお試し利用のお申込みが増えています。
最大の要因は、会員のみなさまの「ご紹介」です。事務局一同、本当に感
謝しております。
これだけご紹介してくださるのだから頑張ろう、ということで、ささやか
ですがトップページの各項目もリニューアルしています。たとえば、当ブ
ログのセールスポイントをまとめた「経営者会報ブログとは」欄には、
<7つの大きな特長>を紹介しております。
いまさら、とお感じになるかもしれませんが、ぜひご確認くださいませ。
http://office.keikai.topblog.jp/blog/10006133.html
特に、「1 会員が続々メディアに登場する中小企業のネット版記者クラ
ブ!」では、会員のみなさまのメディア紹介記事にリンクを張らせていただ
いております。
「ネット版記者クラブ」については、当ブログ立ち上げ当初からプロデュー
サーの久米信行さんが強調されていましたが、ようやくそこに近づいてきた
かな、という実感があります。
未曾有の不景気が、中小企業やその社長さんたちにどのような影響を与え、
またどのような対策を立てていらっしゃるか、本音のところでどう考えてい
るのか・・・。このあたりは、新聞など既存のメディアを見ていても、なか
なか伝わってきません。
その点、当ブログの新着記事からみなさまのブログをランダムに覗いていく
と、メディアが発表する定量的なデータではなく、社長さんの実感という定
性的な情報、中小企業を取り巻く「空気感」のようなものが、伝わってくる
のです。
その空気の温度が上がっている実感もあります。リアルとバーチャルを通じ
た会員同士の連帯感が、コメントやトラックバック、あるいは「お取り寄せ」
などを通じて、確実に深まっているようです。
たとえば、八戸ニューシティホテルの谷口板長が、コクホー様のカバンを購
入され、その喜びを綴った記事を、ぜひご一読ください。
http://newcity.keikai.topblog.jp/blog/101/10012675.html
殺伐とした話題が多い中で、温かい触れ合いを醸し出すこのブログコミュニ
ティを、これからも大切に育ててまいります。もし、「この方を経営者会報
ブログにお誘いしたいのだが」というご用命がございましたら、事務局まで
ご一報くださいませ。
ちなみに今日は、テストマーケティング研究所の大阪ミーティングの日。レ
ーザーテック様から移動して、懇親会でさぞや盛り上がっているに違いあり
ません。
これより、「経営者会報ブログ」コム第142号をお届けいたします。
=================◇INDEX◇===================
<編集部からのお知らせ>
(1)【明大生との毎週一問百答】
質問第131弾は、「失敗から得られた学びや発見」とは
(2)今週の“ブログ PICK UP”
【クエストリーの櫻田弘文さん】
(3)今月のお題
「社員の“戦闘力”を上げるには」
(4)今週のお題
「オバマ大統領演説で感じたこと」
(5)編集記者・酒井の
「こんな社長さんに会ってきました!」
(6)経営者会報アーカイブ
<事務局からのお知らせ>
(7)連載・事務局Present's
経営者会報ブログ道の「寄り道茶庵」‥∵‥∵‥∵‥∵
つないでゆくもの →都合により休載します。
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◆◆ 編集部からのお知らせ ◆◆
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┌─┐ 【明大生との毎週一問百答】
│1│ 質問第131弾は、「失敗から得られた学びや発見」とは
└─┘────────────────────────────────────────────
毎週、経営者ブロガーのみなさまにご協力をいただいている【明大生との毎週
一問百答】は、「経営者会報ブログ」プロデューサー・久米信行さんの明治大
学商学部講義「ベンチャービジネス論(前期)/起業プランニング論(後期)」
とのコラボ企画です。
※久米さんの講義ブログはこちらから。
└→ http://blog.canpan.info/meiji_venture/
今回は、昨年から続けている「岡崎塾4期生」からの質問シリーズの第4弾とな
ります。さっそくご紹介しましょう。
<質問>──────────────────
『失敗』について質問させていただきます。
人は失敗から学ぶことができる。
失敗のない人生などないと言われています。
失敗をしても、そこから学びがあれば
人は大きく成長できると私は考えています。
失敗談のエピソードとその失敗から得られた
学びや発見を教えてください。
(成蹊大学経済学部3年 小山内麻莉奈さん)
──────────────────────
▼質問内容の詳細はこちら▼
http://editors.keikai.topblog.jp/blog/g/10012590.html
1月23日(金)21時現在で、お一人の方が回答を寄せてくださりました。
▼京都工芸 寺田社長▼
http://makasetaro.keikai.topblog.jp/blog/b/10012734.html
いかにも寺田社長らしいエピソードが満載です。スペースの都合で一部にな
るのが惜しいくらいですが、抜粋してご紹介しましょう。
-●- -●-
こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
私はスポーツが大好きです。ネット通販でスポーツタオルが販売したかった
のです。
ある年に地元野球部は初めての甲子園出場。当社からの応援寄付として一名
一名に名前入りのスポーツタオルをベンチに持って行ってください!っとお
願いしました。
知識と勉強不足だった私は、高野連の規定で名前入りの備品はベンチに持ち
込めないと知ります。
大きな失敗と誤算です。 これは商売にならんのか・・・っと。
でもまあ、いいやと思いました。
それが、その時は使用することはできなかったけども口伝いに伝わって、甲
子園から戻ってきた選手の記念品タオルの受注や甲子園を目指す選手から普
段の練習時に使うのに名前入れてくださいと注文がいっぱい来ました。
(以下、略)
* * *
「でもまあ、いいやと思いました。」
の箇所まで読んで、思わず涙腺が緩んでしまいました。一見軽やかに語って
おられますが、そのときの寺田さんの複雑な気持ちが想像できたからです。
同じような経験を、私もよくします。挫折の先にしか結果という果実はない、
ということを嫌というほど味わってきました。
自分が動かなければ失敗しないし傷つかないけれども、成功は絶対につかめ
ない。動けばたいていは痛い目にあうけれども、そこを潜り抜けた人にだけ
成功が訪れる。
寺田社長の、このフレーズで締めましょう。
「失敗やと思わず、続けていたら成功になった事例です」
本企画は明大生以外の学生さんはもちろん、一般の方からの質問も大歓迎で
す。
「現役経営者に、ぜひこれを聞いてみたい!」
というテーマがありましたら、下記のメールアドレスまでご一報ください。
〔送信先〕→ blog@njg.co.jp
みなさま、何とぞよろしくお願い致します!
(編集部・大西啓之)
┌─┐
│2│ 今週の“ブログ PICK UP”
└─┘────────────────────────────────────────────
このコーナーでは、日々、経営者のみなさんの書かれたブログを雑誌「月刊
経営者会報」編集部員が拝見し、お薦めのブログをご紹介していきます。
今回のお薦めブログは、新たに加わってくださった、クエストリーの櫻田弘
文さんです。
* * *
20世紀を代表するアメリカの画家、アンドリュー・ワイエス氏が
1月16日にペンシルベニア州フィラデルフィア郊外の自宅で
亡くなりました。91歳でした。
静寂感が色濃く漂うこの画家の描く絵が僕はたまらなく好きです。
観ていると作品の向こう側にあるいろいろな物語を感じます。
ワイエスは、水彩やドライブラッシュやテンペラを使って、
アメリカの原風景ともいわれる故郷のペンシルベニア州や
メーン州などを描いた画家です。
人物画にもすばらしい作品を発表しており、
別荘近くに住むオルソン家のシリーズや
長年にわたって1人の女性を描き続けた
「ヘルガ」シリーズなどがあります。
■続きはこちら >>>
http://questory.keikai.topblog.jp/blog/121/10012717.html
■株式会社クエストリー ホームページはこちら >>>
http://www.questory.co.jp/
* * *
美術関連、かなり弱い私(なにか強いところはあるのか…)としては、芸術
のわかるかたを、非常に尊敬します。造詣の深い櫻田さんのご投稿、今後が
非常に楽しみです。
櫻田さん、これから事務局一同、お役に立てるよう努力して参ります。
そして、企業のブランディングを手がけておられる櫻田さんには、まことに
虫の良いお願いですが、私ども事務局にご指導・ご鞭撻を賜りますよう、お
願い申し上げます。
これから、どうかよろしくお願い申しあげます!
(編集部・酒井俊宏)
┌─┐
│3│ 今月のお題 (1月23日~2月19日)
└─┘────────────────────────────────────────────
【社員の“戦闘力”を上げるには】
戦略・戦術、商品などで差別化がはかりにくい時代だといわれます。ではど
こで差がつくのかというと、「人」だとおっしゃる識者、経営者は少なくあり
ません。それは、いわば個々の社員の現場での「戦闘能力」の差といえます。
いちいち上司の判断を仰がずに自分の意思で対応でき、会社全体の利益を考
えながら動ける、そんな社員を育てるために、トップはなにをすべきか、ど
のような姿勢で部下指導にあたるべきなのか、ご意見・お考えを綴っていた
だけたら幸いです。
(編集部・酒井俊宏)
┌─┐
│4│ 今週のお題(1月23日~29日)のお題
└─┘────────────────────────────────────────────
【オバマ大統領演説で感じたこと】
すでにコクホーの庄山悟さん、小高莫大小工業の小高集さんが書いてくださ
っています(下記URLをご参照ください)が、アメリカ合衆国オバマ新大
統領の演説を映像でご覧になったかたは多いと思います。
大統領戦を含めた彼我の政治形態の違い、国民の盛り上がりかたや、オバ
マ氏自身の演説力など、いろいろ感じるところがおありかと存じますので、
それをぜひブログで綴ってみてください。
■コクホー 庄山悟さんのブログ >>>
http://kabankokuho.keikai.topblog.jp/blog/100/10012724.html
■小高莫大小工業 小高集さんのブログ >>>
http://next30.keikai.topblog.jp/blog/102/10012721.html
*「今週のお題」「今月のお題」について、ブログでお書きになった方は、
お手数ですが、編集部ブログの「今週のお題」「今月のお題」のそれぞれ最新
記事にトラックバック下さるか、コメントで「○月○日の記事で書きました」
とお知らせ下さいますよう、お願い致します。できましたら、他の読者の方が
すぐジャンプできますので、トラックバックを貼って下さい。
(編集部・酒井俊宏)
┌─┐
│5│ 編集記者・酒井の「こんな社長さんに会ってきました!」
└─┘────────────────────────────────────────────
経営者会報編集部・酒井が社長さん・識者のかたに取材させていただいた際
に感じたこと、感心したことなどを中心に綴っています。最新の日記は、リ
ングアンドリンクの金丸信一さんです。
http://sakai.keikai.topblog.jp/blog/a/10012704.html
(編集部・酒井俊宏)
┌─┐
│6│ 経営者会報アーカイブ
└─┘────────────────────────────────────────────
過去の経営者会報のアーカイブを更新しています。
・経営者が選んだ名言
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・異能経営者がゆく!
http://inou.keikai.topblog.jp/
・シリーズ告白
http://kokuhaku.keikai.topblog.jp/
・経営者会報ブロガーのご紹介
http://toujyou.keikai.topblog.jp/
(編集部・酒井俊宏)
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◆◆ 事務局からのお知らせ ◆◆
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┌─┐ 経営者会報ブログ道の「寄り道茶庵」 ‥∵‥∵‥∵‥
│7│ つないでゆくもの
└─┘────────────────────────────────────────────
都合により、今週は休載します。
========◆「経営者会報ブログ」関連URL◆========
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またどのような対策を立てていらっしゃるか、本音のところでどう考えてい
るのか・・・。このあたりは、新聞など既存のメディアを見ていても、なか
なか伝わってきません。
その点、当ブログの新着記事からみなさまのブログをランダムに覗いていく
と、メディアが発表する定量的なデータではなく、社長さんの実感という定
性的な情報、中小企業を取り巻く「空気感」のようなものが、伝わってくる
のです。
その空気の温度が上がっている実感もあります。リアルとバーチャルを通じ
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たとえば、八戸ニューシティホテルの谷口板長が、コクホー様のカバンを購
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殺伐とした話題が多い中で、温かい触れ合いを醸し出すこのブログコミュニ
ティを、これからも大切に育ててまいります。もし、「この方を経営者会報
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ご一報くださいませ。
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(1)【明大生との毎週一問百答】
質問第131弾は、「失敗から得られた学びや発見」とは
(2)今週の“ブログ PICK UP”
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(3)今月のお題
「社員の“戦闘力”を上げるには」
(4)今週のお題
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(5)編集記者・酒井の
「こんな社長さんに会ってきました!」
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毎週、経営者ブロガーのみなさまにご協力をいただいている【明大生との毎週
一問百答】は、「経営者会報ブログ」プロデューサー・久米信行さんの明治大
学商学部講義「ベンチャービジネス論(前期)/起業プランニング論(後期)」
とのコラボ企画です。
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今回は、昨年から続けている「岡崎塾4期生」からの質問シリーズの第4弾とな
ります。さっそくご紹介しましょう。
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『失敗』について質問させていただきます。
人は失敗から学ぶことができる。
失敗のない人生などないと言われています。
失敗をしても、そこから学びがあれば
人は大きく成長できると私は考えています。
失敗談のエピソードとその失敗から得られた
学びや発見を教えてください。
(成蹊大学経済学部3年 小山内麻莉奈さん)
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▼質問内容の詳細はこちら▼
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1月23日(金)21時現在で、お一人の方が回答を寄せてくださりました。
▼京都工芸 寺田社長▼
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こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
私はスポーツが大好きです。ネット通販でスポーツタオルが販売したかった
のです。
ある年に地元野球部は初めての甲子園出場。当社からの応援寄付として一名
一名に名前入りのスポーツタオルをベンチに持って行ってください!っとお
願いしました。
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込めないと知ります。
大きな失敗と誤算です。 これは商売にならんのか・・・っと。
でもまあ、いいやと思いました。
それが、その時は使用することはできなかったけども口伝いに伝わって、甲
子園から戻ってきた選手の記念品タオルの受注や甲子園を目指す選手から普
段の練習時に使うのに名前入れてくださいと注文がいっぱい来ました。
(以下、略)
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「でもまあ、いいやと思いました。」
の箇所まで読んで、思わず涙腺が緩んでしまいました。一見軽やかに語って
おられますが、そのときの寺田さんの複雑な気持ちが想像できたからです。
同じような経験を、私もよくします。挫折の先にしか結果という果実はない、
ということを嫌というほど味わってきました。
自分が動かなければ失敗しないし傷つかないけれども、成功は絶対につかめ
ない。動けばたいていは痛い目にあうけれども、そこを潜り抜けた人にだけ
成功が訪れる。
寺田社長の、このフレーズで締めましょう。
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す。
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「ヘルガ」シリーズなどがあります。
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*「今週のお題」「今月のお題」について、ブログでお書きになった方は、
お手数ですが、編集部ブログの「今週のお題」「今月のお題」のそれぞれ最新
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2009年01月28日(水)更新
【久米信行新刊】Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
10万部突破!『すぐやる!技術』の著者であり、当「経営者会報ブログ」のプロデューサーでもある久米信行さんの次回作ご執筆原稿をリアルタイムで公開させていただいております!
ぜひコメント、トラックバックをお寄せください。
Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
A1-4:一言にまとめよう!よく聴いて、ブログで補おう!
「あなたの言いたい事を一言で言うと?」
「なぜ?」
大学で師事したゼミの恩師 平野絢子先生は、いつも、この2つの質問だけで学生たちを問い詰めていました。暗記するだけの試験勉強や、参考文献丸写しのレポートに慣れて、自分の頭で考えることをしなかった私は、答えられずに絶句するのが常でした。
この2つの質問に簡潔な一言で答えられれば、そして答えが借り物ではなく自分自身で考えた内容であれば、たとえ幼い回答でも先生は褒めてくださいました。そんな2年間の脳トレーニングを経て、私は自分の言いたい事を伝えるための「シンプルな成功法則」に気づきました。
1)まず最初に、言いたい事を一言で言い切る
多くの人は、言いたい事を伝えるためには、背景や前提などを長々と説明する必要があると考えています。しかし、その涙ぐましい努力はむしろ「逆効果」となる場合も多いのです。悲しいかな「言いたい事をわかりづらく」しているかもしれません。
ですから、口下手な人でも心配する必要はありません。多くの言葉を使って長い文章を連ねても、ストーリーの組み立てや文章表現に工夫しても、言いたい事が伝わるとは限らないからです。それよりも、いかに「簡潔な一文」で結論だけを言うかに頭を使えば良いのです。
慣れないうちは「私は賛成(反対)です」とか「私は好き(嫌い)です」などと単刀直入に意志を伝えるだけでも構いません。実のところ、自分の立場を「冒頭で堂々と言う人」は意外に少ないものです。だからこそ相手の印象にしっかり残ります。
2)理由は結論の後で、なるべく簡潔に伝える
一言で結論を言ったら、あとはその理由を一文で添えるだけで構いません。その理由も簡潔な文章であればあるほど良いでしょう。
例えば、「私は賛成です。当社の○○に関する強みが生かせるからです。」と言うだけで、結論と理由を合わせても「ごく短い時間」で伝えることができます。
自信がない人や要領を得ない人ほど、長い文章を継ぎ足したくなるものです。しかし、最短の文章で伝える人こそ「頭がいい」と考えるリーダーが多いと心得ましょう。
また、理由が複数ある場合には、例えば「その理由は3つあります」と冒頭で伝えましょう。その上で、「まず第1の理由は...」と箇条書きのように一文ずつ挙げるのです。そうすれば、相手は「耳で聞くだけ」でも「目で見るか」のように理解できるはずです。そして「頭がいい」という印象を短時間で持っていただけるようになるでしょう。
3)聴き上手になって、ここぞという時に質問と反復
口下手な人ほど、話す事に意識を集中し過ぎて、聴く事がおろそかになりがちです。
しかしながら、自分の言いたい事を伝えたければ、まずは相手の話をよく聴くことが大切なのです。多くの人は、自分の話を真剣に聴いてくれる相手にしか、心を開いてくれないからです。
ですから、短く自分の意志を伝えたら、その後は、自分の発言をいったん忘れて、その感想に真剣に耳を傾けましょう。そうすれば、話し相手が、自分に関心があるか、どんな印象を抱いたかもわかるはずです。
相手の話に耳を傾ければ、自然に興味がわいてきて質問したいことも浮かんでくるはずです。その質問を短く投げかければ、さらに真摯なメッセージが返ってきて、コミュニケーションが深まっていきます。もちろん、相手が自分に一番伝えたいメッセージについては、深くうなづいて反復いたしましょう。
そうすれば深く共感してくれたお返しとして、みなさんが伝えたいメッセージにも、きっと耳を傾けてくださるはずです。
4)うまく言えなかったこと、言い足りなかったことはネットで補足
とはいえ、面談時間には限りがあります。
聴き上手になれば、相手の話がますます盛り上がりますので、逆に言い足りなかったことも増えるはずです。あえてその場で口を挟んで、自分の意見や経験を長々と展開すれば、逆に相手の気分を害することにもなるでしょう。
そんな時は、お礼メールかお礼状をお出しする中で、しっかり補えば良いのです。口下手でアガリ症の人にも、この方法はおすすめです。
「先日は、楽しくて有意義なお話をありがとうございました。実は私も○○について深い関心があり、ブログでもご紹介しております。よろしければご笑覧ください。」
こうして「写真入りのブログ」で自分のことを知っていただく方が、面と向かって話し言葉だけで伝えるよりも、はるかに楽で効果的なのです。
***
よく聴いてみれば、テレビやラジオに登場する有識者も含めて、熱弁を振るっているのに「賛成」か「反対」かが不明瞭な人も多いことに気づくはずです。本人は雄弁だと自信があっても、実は、わがままで優柔不断な「時間どろぼう」なのかもしれません。
ですから「言いたいことを伝えるのが苦手」だと思っている人は幸せです。ネットも活用した「省言葉×省気遣い×省エネルギーのコミュニケーション」を身につければ、労せずして相手と仲良くなって自分らしさも伝えられるからです。
今こそ、なるべく短い言葉で伝えて、良く話を聴く事で、話し相手の満足度を最大限に高める「苦労ミニマム×効果マキシマムのコミュニケーション達人」を目指しましょう。
【バックナンバー】
◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
◎Q2-6:評価軸がわからない
◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない
久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部
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Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
A1-4:一言にまとめよう!よく聴いて、ブログで補おう!
「あなたの言いたい事を一言で言うと?」
「なぜ?」
大学で師事したゼミの恩師 平野絢子先生は、いつも、この2つの質問だけで学生たちを問い詰めていました。暗記するだけの試験勉強や、参考文献丸写しのレポートに慣れて、自分の頭で考えることをしなかった私は、答えられずに絶句するのが常でした。
この2つの質問に簡潔な一言で答えられれば、そして答えが借り物ではなく自分自身で考えた内容であれば、たとえ幼い回答でも先生は褒めてくださいました。そんな2年間の脳トレーニングを経て、私は自分の言いたい事を伝えるための「シンプルな成功法則」に気づきました。
1)まず最初に、言いたい事を一言で言い切る
多くの人は、言いたい事を伝えるためには、背景や前提などを長々と説明する必要があると考えています。しかし、その涙ぐましい努力はむしろ「逆効果」となる場合も多いのです。悲しいかな「言いたい事をわかりづらく」しているかもしれません。
ですから、口下手な人でも心配する必要はありません。多くの言葉を使って長い文章を連ねても、ストーリーの組み立てや文章表現に工夫しても、言いたい事が伝わるとは限らないからです。それよりも、いかに「簡潔な一文」で結論だけを言うかに頭を使えば良いのです。
慣れないうちは「私は賛成(反対)です」とか「私は好き(嫌い)です」などと単刀直入に意志を伝えるだけでも構いません。実のところ、自分の立場を「冒頭で堂々と言う人」は意外に少ないものです。だからこそ相手の印象にしっかり残ります。
2)理由は結論の後で、なるべく簡潔に伝える
一言で結論を言ったら、あとはその理由を一文で添えるだけで構いません。その理由も簡潔な文章であればあるほど良いでしょう。
例えば、「私は賛成です。当社の○○に関する強みが生かせるからです。」と言うだけで、結論と理由を合わせても「ごく短い時間」で伝えることができます。
自信がない人や要領を得ない人ほど、長い文章を継ぎ足したくなるものです。しかし、最短の文章で伝える人こそ「頭がいい」と考えるリーダーが多いと心得ましょう。
また、理由が複数ある場合には、例えば「その理由は3つあります」と冒頭で伝えましょう。その上で、「まず第1の理由は...」と箇条書きのように一文ずつ挙げるのです。そうすれば、相手は「耳で聞くだけ」でも「目で見るか」のように理解できるはずです。そして「頭がいい」という印象を短時間で持っていただけるようになるでしょう。
3)聴き上手になって、ここぞという時に質問と反復
口下手な人ほど、話す事に意識を集中し過ぎて、聴く事がおろそかになりがちです。
しかしながら、自分の言いたい事を伝えたければ、まずは相手の話をよく聴くことが大切なのです。多くの人は、自分の話を真剣に聴いてくれる相手にしか、心を開いてくれないからです。
ですから、短く自分の意志を伝えたら、その後は、自分の発言をいったん忘れて、その感想に真剣に耳を傾けましょう。そうすれば、話し相手が、自分に関心があるか、どんな印象を抱いたかもわかるはずです。
相手の話に耳を傾ければ、自然に興味がわいてきて質問したいことも浮かんでくるはずです。その質問を短く投げかければ、さらに真摯なメッセージが返ってきて、コミュニケーションが深まっていきます。もちろん、相手が自分に一番伝えたいメッセージについては、深くうなづいて反復いたしましょう。
そうすれば深く共感してくれたお返しとして、みなさんが伝えたいメッセージにも、きっと耳を傾けてくださるはずです。
4)うまく言えなかったこと、言い足りなかったことはネットで補足
とはいえ、面談時間には限りがあります。
聴き上手になれば、相手の話がますます盛り上がりますので、逆に言い足りなかったことも増えるはずです。あえてその場で口を挟んで、自分の意見や経験を長々と展開すれば、逆に相手の気分を害することにもなるでしょう。
そんな時は、お礼メールかお礼状をお出しする中で、しっかり補えば良いのです。口下手でアガリ症の人にも、この方法はおすすめです。
「先日は、楽しくて有意義なお話をありがとうございました。実は私も○○について深い関心があり、ブログでもご紹介しております。よろしければご笑覧ください。」
こうして「写真入りのブログ」で自分のことを知っていただく方が、面と向かって話し言葉だけで伝えるよりも、はるかに楽で効果的なのです。
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よく聴いてみれば、テレビやラジオに登場する有識者も含めて、熱弁を振るっているのに「賛成」か「反対」かが不明瞭な人も多いことに気づくはずです。本人は雄弁だと自信があっても、実は、わがままで優柔不断な「時間どろぼう」なのかもしれません。
ですから「言いたいことを伝えるのが苦手」だと思っている人は幸せです。ネットも活用した「省言葉×省気遣い×省エネルギーのコミュニケーション」を身につければ、労せずして相手と仲良くなって自分らしさも伝えられるからです。
今こそ、なるべく短い言葉で伝えて、良く話を聴く事で、話し相手の満足度を最大限に高める「苦労ミニマム×効果マキシマムのコミュニケーション達人」を目指しましょう。
【バックナンバー】
◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
◎Q2-6:評価軸がわからない
◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない
久米 信行 網縁作務処
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