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コムMAGA vol.86

投稿日時:2007/12/07(金) 09:59rss

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            http://gate.keikai.topblog.jp/   


【経営者は、司令塔兼ゴールキーパー】

オフ会が終わって2週間。ようやく興奮と疲労が抜けて、落ち着いて振り返
ることができるようになりました。

今だから言えることですが、今回のイベントは、規模や目指したクオリティ
ともに私ども事務局のキャパシティを超えるレベルでして(そのため至らな
い点もたくさんあったと思います)、全体を取り仕切る立場としては、なかな
か厳しいものがありました。

私自身、ちょうど単行本の製作が重なったこともあり、直前は、自分がプロ
デュースした『聴診器ブック』のお世話になろうかと思った日々でした(笑)。

そして、ふと気づいたのです。

「このプレッシャーを経営者のみなさんは、日々感じているのだろうな。
しかも、連帯保証という強烈なおまけ付きで」

サッカーに例えるなら、経営者とは、司令塔としてチームを操りながらも、
ひとたび守勢に転じれば、後ろに誰もいないプレッシャーのなかで身を投げ
出す、ゴールキーパーのような存在だということに、改めて気づかされました。

パネルディスカッションに登壇された経営者のみなさんが、山田真哉さんや
石原明さんに負けない存在感を見せてくださったのは、そうした厳しい立場で
培われた“説得力”があればこそなのですね。

私も精進して、その域に少しでも近づきたいと思います。

これより、「経営者会報ブログ」コムMAGA 第86号をお届けいたします。


=================◇INDEX◇===================
 
 <編集部からのお知らせ>
 (1)【明大生との毎週一問百答】
    質問第82弾は、「企業経営における『夢』とは」
 (2)今週の“ブログ PICK UP”
    【フットマークの磯部成文さん】
 (3)今月のお題
    「『働きがい』のある会社とは」
 (4)今週のお題
    「社長を退いたらやってみたいこと」
 (5)編集記者・酒井の
    「こんな社長さんに会ってきました!」
 (6)経営者会報アーカイブ

  <事務局からのお知らせ>
 (7)連載・事務局Present's
    経営者会報ブログ道の「寄り道茶庵」 第38回‥∵‥∵‥∵‥∵
    sense of words wanders(2)
     
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 ◆◆  編集部からのお知らせ  ◆◆
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┌─┐ 【明大生との毎週一問百答】
│1 │ 質問第82弾は、「企業経営における『夢』とは」
└─┘─────────────────────────────── 

毎週、経営者ブロガーのみなさまにご協力をいただいている【明大生との毎週
一問百答】は、「経営者会報ブログ」プロデューサー・久米信行さんの明治大学
商学部講義「ベンチャービジネス論(前期)/起業プランニング論(後期)」との
コラボ企画です。

 ※久米さんの講義ブログはこちらから
  └→ http://blog.canpan.info/meiji_venture/
 
今週は、先般のオフ会でもたいへんお世話になった、明治大学商学部の村田
先生からの質問を取り上げさせていただきました。普遍的なテーマなだけに、
みなさまからの回答に注目しておりました。


<質問>────────────────────────────

 企業経営における「夢」とは何でしょうか。
                 (明治大学商学部教授 村田潔先生)

  ─────────────────────────────── 
 
▼質問内容の詳細はこちら▼
 http://editors.keikai.topblog.jp/blog/g/10007012.html

6日(木)18時現在で、4名の経営者会報ブロガーが回答を寄せてくださりま
した。

▼コクホー 庄山社長▼
 http://kabankokuho.keikai.topblog.jp/blog/102/10007033.html

▼京都工芸 寺田社長▼
 http://makasetaro.keikai.topblog.jp/blog/b/10007045.html

▼ハタノシステム 波多野社長▼
 http://yohko.keikai.topblog.jp/blog/102/10007048.html

▼サワダ製作所 澤田社長▼
 http://sawada.keikai.topblog.jp/blog/102/10007052.html


なかで、「夢」にふさわしい勢いでドカーンとかましてくださった、コクホー
庄山社長の記事をご紹介しましょう。


         -●-          -●-

私の中にある企業経営の夢は、
         たとえ一時的には採算が合わなくても、
         たとえ多くの方からの支持を集められなくても、
         たとえ膨大なエネルギーと時間を要しても、
                 
信念に基づいて突き進むことを、決して諦めることなくやがてそれが正しか
ったといつの日か評価される日が訪れるまでの期間。

(中略)

反対意見や、不安視、賛同、協力・・・
   様々な意見もある中、私はほぼ独断で 【國鞄】 という、
   国産と素材とつくりと保証システムと製品寿命にこだわりにこだわった、
   純国産最高級皮革紳士鞄のブランドを立ち上げました。 

 *      *      *

具体的な商品名を挙げて、「これが夢だ!」と語ってくださり、すがすがしい
気持ちになりました。

あらゆる業界で競争が激しく、ライバルは海外だったり、異業種だったりする
時代です。「軸」をはっきりさせて高らかに歌い上げることが、経営者には
ますます求められているのですね。

それにしても、「夢」実現には、その語感とは裏腹に“我慢”や“戦略”が
不可欠なんだろうと、いろいろ想像してしまいました。だからこそ、面白いの
でしょうね。

本企画は明大生以外の学生さんはもちろん、一般の方からの質問も大歓迎
です。

「現役経営者に、ぜひこれを聞いてみたい!」
というテーマがありましたら、下記のメールアドレスまでご一報ください。
〔送信先〕→ blog@njg.co.jp

みなさま、何とぞよろしくお願い致します!

                              (編集部・大西啓之)


┌─┐
│2 │ 今週の“ブログ PICK UP”
└─┘───────────────────────────────

このコーナーでは、日々、経営者のみなさんの書かれたブログを、雑誌「月
刊 経営者会報」編集部員が拝見し、お薦めのブログをご紹介していきます。

今回のお薦めブログは、フットマークの磯部成文さんです。

         -●-          -●-

本日冬の賞与を支給することになりました、ハイ

私はテーブルの上にずらりと並べた一人ひとりの賞与の封筒を見て、
毎年つぶやきます。

「賞与は現金でお渡ししたいです。
本当は銀行から賞与を振り込みたくないんです」

(続きはこちら)>>>
 http://footmark.keikai.topblog.jp/blog/102/10007042.html

取材でお話をうかがっていても、磯部さんが書かれたような思いをおもちの
経営者は多数いらっしゃいました。現金支給は無理でも、明細は手渡しして
いるというかたもおられました。

私の子供の頃は、現金支給が当たり前。母は日立系列の企業に勤める父
から月給や賞与の袋を預かると、いつも、居間の神棚に賞与の袋を立てか
けて拝んでいました。よく「給料や賞与が銀行振込になってからオヤジの
威厳がなくなった」と嘆く人がいますが、たしかに当時は視覚的に、
「ああ、父ちゃんに感謝しなきゃな」と素直に思えたものです。
 
社長は社員に感謝の念を込めて手渡しし、一家の大黒柱は、感謝の気持ちを
込めて奥さんに手渡す──。「お金」を介して感謝の念をやりとりするような
時代が、たしかにありました。そんなことを考えると、当時のお金には、いま
以上の価値があったようにも思えてしまいます。

                              (編集部・酒井俊宏)


┌─┐
│3 │ 今月のお題 (11月30日─12月20日)
└─┘───────────────────────────────

【「働きがい」のある会社とは】

「月刊経営者会報」2008年3月号で予定している特集記事にリンクする
ものです。
 
いまの時代、働きがいと一口に言っても人それぞれ。社長のみなさまもそれ
ぞれ、定義は違って当然かと思います。
 
社員の働きがいをどのように捉え、それを引き出す、与えるためにどのような
取り組みをしておられるのか、どのような心構えでおられるのか、について
ぜひぜひ、ブログで綴ってみてください。
 
編集部の記事作成のヒントにさせていただくとともに、エピソードによっては
取材をさせていただきたいと考えています。

                              (編集部・酒井俊宏)


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│4 │ 今週(12月7日─13日)のお題
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【社長を退いたらやってみたいこと】

先週に引き続いてのお題です。多忙をきわめる社長でいるうちは、やりたく
てもなかなかできないことがあることと思います。もしも引退されたとしたら、
真っ先にやってみたいことについてブログで綴ってみてください。
 
もちろん「生涯現役」というかたもおられることと思います。そうした方の場
合、いま、もしも社長業から開放されたとしたら、やってみたいことについて
記していただけましたら幸いです。

すでにハタノシステム・波多野社長、治部電機・治部社長のお二人が書か
れています。他の会員さんのお考えもぜひうかがってみたいと思いますの
で、2週続けてアップさせていただきました。


*「今週のお題」「今月のお題」について、ブログでお書きになった方は、
お手数ですが、編集部ブログの「今週のお題」「今月のお題」のそれぞれ最
新記事にトラックバック下さるか、コメントで「○月○日の記事で書きまし
た」とお知らせ下さいますよう、お願い致します。できましたら、他の読者
の方がすぐジャンプできますので、トラックバックを貼って下さい。                        
                        
編集部ブログはこちら → http://editors.keikai.topblog.jp/

                               (編集部・酒井俊宏)


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│5 │ 編集記者・酒井の「こんな社長さんに会ってきました!」
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経営者会報編集部・酒井が社長さんに取材させていただいた際に感じたこと、
感心したことなどを中心に綴っています。最新の取材日記は、伊藤景パック
産業・伊藤景一郎社長です。
 
>>>http://sakai.keikai.topblog.jp/

                              (編集部・酒井俊宏)


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│6 │ 経営者会報アーカイブ
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過去の経営者会報のアーカイブを毎週更新しています。
今週は以下の記事を新たにアップしています。ぜひご覧下さい。
 
・社長ブロガー登場! ハタノシステム 波多野容子さん>>>
 http://toujyou.keikai.topblog.jp/blog/a/10006988.html

・経営者が選んだ名言 平賀 平賀豊さん>>>
 http://kotoba.keikai.topblog.jp/blog/a/10006989.html

                             (編集部・酒井俊宏)


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 ◆◆  事務局からのお知らせ  ◆◆
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┌─┐ 経営者会報ブログ道の「寄り道茶庵」 第38回‥∵‥∵‥∵‥
│7 │ sense of words wanders(2)
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しみじみと朝冷えの息の白さが増してきた、師走の初めです。

経営者会報ブログにご縁のあるみなさま、こんばんは。
事務局の津田博史です。

先週末の12月2日、3回目のNAHAマラソンを走ってきました。10月、11月
と朝起きランニングを続けた成果か、最高気温23度と絶好過ぎる日差しの
中、朦朧としつつも、途中のしんどいプロセスも含めて、楽しんで走り切る
ことができました。

さて、前回から、経営者会報ブロガーのみなさまの過去記事の中から、印象
に残った「言葉」を取り上げ、もう一度味わせていただくことで、今日や明日
へのエネルギーを充填しよう! という趣旨でお送りしています。

第2回目は、経営者会報ブログ会員番号2番、フットマーク株式会社 磯部
成文社長の言葉です。

「 バブルの崩壊によって得た教訓は、『大きな努力で小さな成果』です」
 http://footmark.keikai.topblog.jp/blog/124/index.html

社内で起こった出来事や、仕事上で必要な気遣いや気構えを綴られることが
多い磯部社長には珍しく、「投資・資産運用」カテゴリーの記事でして、証券
会社の営業マンとの電話でのやりとりを描いてらっしゃいます。

ブログの締めとして吐露された、「 バブルの崩壊によって得た教訓は、『大き
な努力で小さな成果』です」という言葉には、生きていく時間でやむを得ず
受ける荒波を、つつがなく乗り越えていくためのユーモアと知恵が、見事に
凝縮されているように思います。

泰然と、苦労した時間も味わえるようになるには、積み重ねた「大きな努力」
が必要なのでしょう。今の世の中で持てはやされる収穫逓増のような、「濡れ
手に粟」をあえて求めない心持ちが肝要なのだ、と。

日々、自分に言い聞かせておきたい言葉です。

今週もありがとうございました。来週もよろしくお願いいたします。

                             (事務局・津田博史)


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