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2009年02月27日(金)更新

【久米信行新刊】Q3-5:相手の気持ちを動かせない

10万部突破!『すぐやる!技術』の著者であり、当「経営者会報ブログ」のプロデューサーでもある久米信行さんの次回作ご執筆原稿をリアルタイムで公開させていただいております!
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Q3-5:相手の気持ちを動かせない
A3-5:自分から素直に動く。額と脳に汗をかく


 「何を話しても良い反応がない」
 「自分の力では感動させられない」


 知識も経験も豊富な目上の方々に感動してもらうのは、たしかに大変なことです。言葉だけのお世辞や小手先の技術などは、すぐ見破られてしまうからです。

 しかし、よく考えてみますと、あの手この手で「人生の先輩の気持ちを動かそう」とすること自体が「思い上がったこと」なのかもしれません。動くべきは「相手」ではなく「自分」であり、「心」を動かす前に「体」を動かすことが求められているのです。

 「素直になりなはれ」


 パナソニックの創業者 松下幸之助翁は、社員や松下政経塾の教え子たちに、そう繰り返したそうです。言い換えれば「上司に言われたことをすぐに実践する人」がいかに少ないかということでしょう。私も明治大学で教えて驚いたのは、言われた通りに「すぐやる」人が少ないことでした。

 また松下翁は「大忍」と書いた色紙を掲げて、成功のコツは成功するまで失敗を重ねることだと教えたとも聞きます。何回か失敗するだけで諦めてしまう人が、それだけ多いということでしょう。

 教えを受けても、ちゃんと理解する人は10人に1人かもしれません。それを実際に試してみる人は、理解した10人の中のまた1人でしょう。そして、試した後も成功するまで続ける人は、さらに10人に1人ということもありえます。教えを受けても、最後までゴールできる人は1000人に1人という低い確率になってしまいます。

 例えば、私のブログ起業論の意義を理解して、当初受講してくれる人は全学部を合わせても数十名しかいません。そして、ブログや発表を1年間続けて私の希望通りにゴールしてくれる生徒は数名といったところなのです。たった1年弱ガマンして続けるだけで、本人も驚くほど「見違える」のに残念でなりません。
 
 だとすれば、指導的な立場にあるリーダーたちが「どんな若者のどんな行動に心を動かされるか」は明らかでしょう。

1.言われたことは素直にやってみる

 目上の人から「やってみた方がいい」と進言されたら、自分の頭で考える前に「素直」に行動に移しましょう。さらに、面談中のさりげない発言や、著書などの記述の中で、これは「自分に役立つアドバイス」だと感じた一言は、ぜひ書き留めて、すぐにチャレンジしてみましょう。


2.やりだしたら成果が出るまで続ける

 行動に移した途端、すぐにうまくいくことなどほとんどありません。期待されていればいるほど、難しい課題を出されるはずなのです。だからこそ、3日3ヶ月3年の壁を乗り越える心意気で、じっとガマンしながら「額に汗して」続けていくこととが大切です。


3.報連相をしながらも独自の知恵を忘れずに


 うまくできてもできなくても、こまめに途中経過を報告することが大切です。その時、安易に泣き言をこぼしたり、助言を求めてはいけません。あくまでも、自分の頭で「なぜうまく進まないのか」考えぬくことが重要です。「脳に汗をかくこと」が求められているからです。


4.成果が出たら多くの人ができるよう伝える

 
 成果が上がったからといって、自分の手柄として自慢しているひまはありません。今度は、自分以外の多くの仲間も成果を得られるように、もういちど額と脳に汗して知恵を共有する必要があるからです。誰もができるようにわかりやすく伝えて、感謝される喜びを味わいましょう。


5.また新しいことに挑戦してみる

 1つの難題をクリアできたら、休まず「次のチャレンジ」を始めましょう。この時に、リーダーや心の師に、決意表明と報連相をすれば、きっと「心を動かしてくれる」に違いありません。自分の小さな助言を生かして、努力と工夫を重ねて見事に形にしたからです。それだけでなく、多くの人とノウハウと感動をも分かち合ったのです。そんな粘り強い行動派の若者たちに拍手を贈らないリーダーはいないのです。


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 ◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
 ◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
 ◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
 ◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
 ◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
 ◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
 ◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
 ◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
 ◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
 ◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
 ◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
 ◎Q2-6:評価軸がわからない
 ◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない
 ◎Q3-2:自分より優秀な人とどう付き合えばよいかわからない
 ◎Q3-3:自分が認めた人にだけ認められたい
 ◎Q3-4:うまくメールや手紙が書けない


久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部  

2009年02月27日(金)更新

【久米信行新刊】Q3-4:うまくメールや手紙が書けない

10万部突破!『すぐやる!技術』の著者であり、当「経営者会報ブログ」のプロデューサーでもある久米信行さんの次回作ご執筆原稿をリアルタイムで公開させていただいております!
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Q3-4:うまくメールや手紙が書けない
A3-4:すばやく、短く、心をこめて「ありがとう」


 「どうやって書いていいかわからない」
 「かえって嫌われてしまうのではないか」


 大学の講義や社員研修で驚くのは、若い人たちの多くが「手紙をまともに書いたことがない」ことです。何でもメールやケータイで簡便に済ませる風潮の中では、無理もないことかもしれません。

 実は、私自身も社会人になるまでは、ほとんど手紙を書いたことがありませんでした。しかし、ありがたいことに、社会人生活のスタートを切ったイマジニア株式会社で、恩師 神蔵 孝之社長から、徹底的に「手紙道」を仕込まれたのです。神蔵社長は、松下政経塾の出身ということもあり、新人の私たちにお礼状の大切さを教えてくださいました。

 その後、eメールが、手紙、電話、FAXにとって変わって、連絡手段の主役に変わる社会になりました。しかし、拙著「メール道」で詳しく書きました様に、いかに無味乾燥なメールに血を通わせても限界はあります。むしろ、手紙の重要性はむしろ増しているのです。

 そこで、神蔵社長をはじめとしてお礼状達人の先輩から教わった手紙やメールの心得をご紹介しましょう。

1.素早く出すほど喜ばれる。時間が経つほど効果が薄れる

 お会いしたその日のうちにお礼状を出した時の効果が100だとしたら、翌日になると半分の50、その翌日にはまた半分の25と減っていく。だからお礼状は早く出すようにと、神蔵社長から仕込まれました。感動さめやらぬうちに出せば心がこもるでしょうし、受け取った方の印象も鮮やかなはずです。
 
2.大切な人宛て、特別な時は、筆文字で手書きの手紙で
 
 まったく同じ文面であっても、ワープロの手紙と手書きの手紙、それも筆文字の手紙とでは、大きく印象が大きく変わります。メールが全盛の時代だからこそ、ていねいに記された手紙の方が、しっかり心に残ります。ですから、ここぞという時には筆ペンを手にして熱い想いを手紙にしたためたいのです。

3.美しい便せん、絵はがき、記念切手で、おもてなし

 せっかくの手書きの手紙も、ありきたりの便せんや官製はがきで出しては興ざめです。大きな文具店やミュージアムショップなどで、美しい便せんや絵はがきを買い集めておきましょう。それから、珍しい柄や楽しいデザインの記念切手を買い求めて貼れば、特別な手紙として印象づけることができます。

4.いつでも最初は「ありがとう」最後は「ご高導ください」

 どんな内容の手紙であれ、ごあいさつの後は「ありがとう」で始まります。「いつもご指導ありがとうございます。」「先日は貴重なお話をありがとうございました。」このように「ありがとう」で始める手紙は、書く人も読む人も気持ちのよいものです。そして、私の手紙は、いつもこう結ばれます。「今後ともご高導の程よろしくお願いいたします。」

5.相手の魅力と感動したことを「具体的」に伝える

 感謝の言葉の後には、どこに感激したかを具体的に伝える一文を添えることが大切です。「○○という言葉に感激しました」「□□の教えを守ります」このように面談や著述の中で印象に残ったことを書き記してくれれば、喜びもひとしおです。それが、話し手が意図したことであれば、きちんと聴いてくれた証明になるからです。また、予想外のことであっても、それは話し手が気づかなかった魅力を発見してくれたことになるので喜ばれるでしょう。

6.一番伝えたい一言が明確ならば、短くても伝わる

 手紙もメールも、ただだらだら長い文面は禁物です。書けば書くほど、何が一番伝えたいことなのか不明瞭になることも少なくありません。ですから「お礼」なのか「面談希望」なのか、はたまた「売り込み」なのかメッセージを明確にすることが大切です。そして、伝えたいことは「しっかり一言で」伝えましょう。

7.メールマガジンは毎週出す「ラブレター」×「お礼状」

 きちんと、ていねいな筆書きのお礼状を出して、メールやブログのやりとりもできる関係が築けたら、次はご許可をいただいてメールマガジンをお出ししましょう。メールマガジンが優れているのは、一人に発信するのとほとんど同じ手間で、100人にでも1,000人にでも情報をお届けできることにあります。出そうと思えば、毎週でも、あるいは毎日でも近況報告を兼ねたラブレターを出すことができるのです。

***

 私も、これまで出会った1,200人強の縁者に、お礼状やお礼メールを書いて、その後でメールマガジンをお送りしてきました。長いおつきあいの縁者には、10年以上にもわたり、感謝を込めて送り続けてきたことになります。こうした手紙やメールがなかったら、縁者との交遊も広がらず深まらず、きっと私の人生はつまらないものになっていたでしょう。


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久米 信行 網縁作務処
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ブログ起業論講師@明治大学商学部  

2009年02月24日(火)更新

【久米信行新刊】Q3-3:自分が認めた人にだけ認められたい

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Q3-3:自分が認めた人にだけ認められたい
A3-3:すぐには認めてくれない真の師を持とう


 「この人は認めてくれている」「あの人は自分の良さをわかっていない」


 誰でも、ほめられれば嬉しいですし、今すぐ認めてくれる人のことを好きになりがちです。

 また、私のささやかな経験からしても、多くの見知らぬ人にほめられるよりも、自分が師と仰ぐ人から認められる方が、はるかに嬉しいものです。どんな社会的な成功よりも、師の一言の方が、深い満足を与えてくれることも少なくありません。

 しかし、みなさんのことを「心から考えてくれる師」が、そう簡単にほめてくれるでしょうか? 

 ひょっとしたら、いつもほめてくれる上司も、単に簡便な部下操縦術として「認めたふり」をしているのかもしれません。あるいは、人に嫌われるのが嫌で、叱る事が苦手なのかもしれません。

 また、まだ人生を歩み始めたばかりの未熟な自分が「今認めている人」が、真の人生の師だと言えるでしょうか?

 ひょっとしたら「自分とよく似たタイプ」なのではありませんか?
 あるいは、一緒にいてもプレッシャーを感じないような「つきあいやすいタイプ」ではないですか?
 
 まさに、人生における重要な課題は「師の選び方」なのです。

 「師の選び方」次第で、人生の豊かさが左右されてしまうと言っても過言ではありません。

 私が、常に心がけて実践している「師匠選び」の原則は、次の七か条です。

1.ライフワークとして追究したいテーマの師匠を一人ずつ十人選ぶ

 仕事の業種や職種に関するテーマはもちろんのこと、趣味・生活・健康や、コミュニティ活動など、自分が関心を持つテーマの達人を師匠にすると、人生は深く豊かになります。各ジャンルの専門書を読みあさったり、キーワード検索で専門サイトを探して、師匠候補を絞り込みましょう。
 
2.その道のイノベーターにしてアウトサイダーを選ぶ

 専門書やサイトを読み込むうちに、その道のプロの中でも際立って独創的な第一人者が何人か見つかるはずです。ひょっとしたら、反主流派で浮いているアウトサイダーに見えるかもしれません。しかし、私がいつも惹かれるのは、そんな独立自尊のイノベーターなのです。

3.初めてお会いした時に強烈な第一印象を受ける人を選ぶ

 この人はという師匠の候補が見つかったら、必ず講演会や勉強会などに出かけて実際にお会いしましょう。そうすれば、本やWEBサイトだけではわからない人間的な魅力や活力を感じることができます。そして「この人についていきたいか」実感できるはずです。

4.別れた後、読み終わった後、その言葉が心に響き続ける人を選ぶ

 強烈な第一印象を受けた人であっても、お会いした後や本を読んだ後に、感激が薄れていく人と、ずっと心に残る人とに分かれます。さりげない一言であっても、記憶にしっかりと刻まれるような人なら師にふさわしいと言えましょう。

5.生涯にわたって尊敬できて目標にしたい人を選ぶ

 人を成長させ、人生を豊かにするための早道は、生涯にわたって目標となる師に出会うことです。人生のゴールを向けて「わが師のような人物になりたい」と思った時から、身も心も自然に動き出します。師を「真似ぶ=学ぶ」という新しい人生が始まるはずです。

6.生きている限り前進して変わり続けていく人を選ぶ

 人生の師には、自分が成長するスピードに以上に「進化と変化」を繰り返していくような、エネルギッシュな人がふさわしいのです。ようやく追いついたと思ったら、もっと先に行っている、また変わっているという師なればこそ「追いかけ甲斐」があるのです。

7.気さくでいばらず、若い人の意見にも耳を傾ける人を選ぶ


 偉大な人物ほど「謙虚でいばっていない」ことには、いつも驚かされます。そして、思い返せば、若かりしころの私の拙い意見でさえ真剣に聴いてくれたことに感動するのです。ですから、面談やメールの対応などが「ていねいで気さくな方」こそ師に選びましょう。

***

 年を重ねるにつれ、しみじみ思うのは、生涯の師に恵まれることほど幸せなことはないということです。そして、生涯にたとえ1度でも師から賞賛されることが、私の何よりの目標なのです。


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2009年02月22日(日)更新

【久米信行新刊】Q3-2:自分より優秀な人とどう付き合えばよいかわからない

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Q3-2:自分より優秀な人とどう付き合えばよいかわからない
A3-2:会う前後に実行したい15の習慣を体得


 「おそれ多くて近寄れない」「自分なんか相手にしてくれない」


 例えば、取引先の経営者、愛読している本の著者、著名なコンサルタントや大学教授などの講演会などは、自分より優秀な人とおつきあいを始める絶好のチャンスです。

 それなのに、自分などおつきあいをしたくても「できるはずがない」と諦めてはいませんか?また、せっかく名刺交換や面談の機会をいただいたのに、その場限りで終わりにしてしまってはいませんか?

 明治大学の教え子たちを見ても、もう一歩前に踏み出せば、生涯のおつきあいが始まるかもしれないのに、「引っ込み思案」の人が多くてもったいないと感じます。
 
 そこで、私は、次の15か条を実践して習慣にしようと呼びかけています。無意識にこの基本行動ができれば、きっと素晴らしいご縁に恵まれるはずです。

 その15の習慣は決して難しいことではありません。講演会などで、生涯の師になるかもしれない達人とお会いする前に...

1.講師や所属団体の名前で事前にネット検索をすること

 GoogleやYahooで検索すれば、ほとんど無料で瞬時のうちに講師の情報を調べることができます。その件数の多さや、上位に表示される情報の質で、ネット上での存在感の大きさを調べることもできます。


2.関連のwebサイトや紹介記事・インタビューを読むこと

 検索結果で上位に表示された中から、まずは個人や所属団体の公式サイトを読んで、基礎知識を得ます。さらには紹介記事やインタビュー記事などがあれば、第三者の評価もインプットします。


3.個人ブログや連載コラムなどを読むこと


 ご本人が書いているブログや、ネットで連載しているコラムやメルマガがあればバックナンバーを読みましょう。そこには、公式サイトやプロフィールだけではわからない素顔があらわれているはずです。


4.著書を買い求めて読んでおくこと


 amazonで著者名検索をすれば、著書一覧をずらっと並べて見ることができます。その中で、特に人気のある本と新著を買い求めて熟読、お会いした時に感想と共にサインをお願いしたら、きっと喜ばれるでしょう。


5.ご本業の商品やサービスを味わっておくこと

 あらかじめ、ご本人がライフワークとしている商品をネットで買い求めたり、お店を訪ねてサービスを体験しておきましょう。お会いした時に、商品を持参したり、サービスの感想を伝えたりすれば、感激してもらえるはずです。


6.好きな映画や本、食事などを知っておくこと

 ブログやmixiなどのプロフィールを見れば、これまでなら、仲良くならなければ教えてもらえなかった愛読書や愛蔵版、行きつけの店などの情報が書かれています。それらを話のきっかけやプレゼントのヒントに使えるでしょう。


7.一番前の席で講演を聴いて見つめてメモを取ること

 一番前で熱心に聴いてくれて、うなづいたり、笑ってくれたりするのは、講師にとって大変嬉しいことです。さらに、真剣にメモを取ってくれたり、パソコンを打ち込んでくれたりする姿が見えたら感激です。


8.一番最初にツボを心得た質問をすること
 
 せっかく質疑応答の時間が用意されているのに、誰からも質問が出ない時ほど悲しいことはありません。その時、簡潔な自己紹介と感謝の言葉の後で、講師が話し足りなかそうだったことを質問してくれたら、きっと強い印象が残るはずです。


9.講演終了後、真っ先に講師と名刺交換をすること

 最前列に座って、一番最初に質問したら、講演後には真っ先に講師にかけつけて名刺交換をさせていただきます。もちろん、読み終えた著書があれば、それも合わせてお出しして、サインをお願いしたいものです。


10.講演の感想などを、すぐに自分のブログに書くこと


 講演で感動したこと、質問をして答えていただいて感激したことなどは、できればその日のうちにブログに書き留めましょう。講演中にしっかりメモをしておけば、すぐにアップロードできるはずです。 


11.ブログと連動したお礼メールとお礼状を書くこと

 お礼メールには、今日の感動をブログに記したことを明記して、その記事へのURLリンクを添えましょう。また、ブログ記事をプリントアウトした手書きのお礼状を出せば、さらに感謝の気持ちが伝わるでしょう。


12. 講師のメルマガやブログを登録して読み続けること

 講師をされるような優秀な方の多くは、個人のメールマガジンやブログを通じて情報発信をしています。名刺に書かれていない場合でも、ネットで検索したり、お礼メールでお尋ねして、必ず読むようにしましょう。

 
13.時にはブログコメントやメルマガ返信で感想を伝えること
 
 ブログやメルマガを愛読して心に響くことがあったら、思い切ってブログにコメントを付けたりメルマガに返信して「感動したこと」を伝えましょう。数ヶ月に一度の感想や、年末の感謝の返信は、とても嬉しいものです。


14.講演会や勉強会などのイベントに足を運ぶこと


 ブログやメルマガに講演会や勉強会などの案内があった時には、できるだけ参加しましょう。そして、一番前で聴いて、質問とあいさつをして、ブログやメルマガを書くという愛情表現を繰り返せば、きっと顔を覚えてくれるでしょう。


15.オフィスや自宅を訪ねること

 こうしてファンとして認められたら、1対1でお会いする準備も整うでしょう。お食事に誘われるかもしれませんし、こちらからご都合をお聴きして会いにいってもよいでしょう。ここまで積極的な人は少ないので、実は嬉しいものなのです


 この15の習慣は「知情意」で言えば「意志」と「愛情」さえがあれば、年令、性別、国籍、学歴、職業、知識などに関わらず、誰でもできることです。こうした当たり前のことが当たり前にできるように「習慣」を身につけることこそ、「認められ愛される人財」になる王道なのです。


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Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない
A3-1:まずは自分が何倍も興味を持って素直になろう


 「もっと自分を見てほしい」「内面までよく理解してほしい」


 こうした満たされない感情は、職場での人間関係に限らず、家族や友人との間柄でもつきまといます。しかも、先輩経営者との勉強会でさえ、たびたび話題に上るところを見ても、悩み続けなければならない永遠のテーマなのかもしれません。

 自分に興味を持っているもらうためには、特別な人間的な魅力や才能がなければならないと思い込んでいる人も多いでしょう。自分には、そんな資質がないと半ば諦めているかもしれません。

 しかし、私も部下や教え子を持つようになってわかったことがあります。それは、どんな後輩に興味を抱くかの決め手は、個人的な魅力や才能ばかりではないということです。

1.自分に関心を持ってくれる人ほどかわいい

 悲しいかな、身近な人ほど「すぐそばにいるありがたみ」を感じないのが世の常です。例えば、私のブログやメルマガでも、普段は会えない人の方がむしろ熱心に読んでくれるのは不思議です。毎日顔を会わせている人の方が読んでくれていないのは寂しいものなのです。

 ですから、自分に関心を抱いて欲しかったら、まずは「その何倍もの情熱」で、相手に関心を持つことが早道です。誰しも「自分に一番関心を持ってくれている」と感じた人のことは、意識しないわけにいかないからです。


2.熱心に話を聴いて質問してくれる人ほど可愛い


 関心を持ってくれた相手には、何かを話して伝えたくなるのが常です。しかし、真剣に聴いてくれると実感できる相手は、なかなかいないものです。むしろ、若い人より先輩世代の方が、真剣に目を合わせて聴いてくれるのは皮肉なことです。

 目の前でただ聞いている人よりも、メモをしてくれる人、パソコンに打ち込んでくれる人の方に好感を抱くのは当然でしょう。そして、質問をしてくれる人の方に興味を持つのも自然な流れです。


3.言われたことを素直にすぐやる人ほど可愛い


 しかし、いくら話を理解してくれても行動に移してくれなければ、期待が失望に変わって逆効果です。さらに、行動を促そうと助言した時に「もっともらしい言い訳が返ってきた」時ほど寂しく感じることはありません。

 失敗をおそれずに「やれば初めてわかる」ことがあるのです。仮に失敗をしても、やらなかった人よりやった人の方に、リーダーは関心を持つはずです。うまくやることよりも、素直にすぐやることの方が大切なのです。


4.粘り強く反復練習をずっと続ける人ほど可愛い


 多くの上司や先輩は、一回でうまく仕事を成し遂げることを期待していません。すぐに成功してしまうような仕事を任せても成長がないことをよく知っているからです。

 また、ひょっとしたら、失敗した後も「成功するまで粘り強く続けられる人かどうか」を見極めようとしているかもしれません。ですから、才気煥発な人より、不器用だからこそ努力を重ねる人の方が、むしろ可愛がられるかもしれません。


5.こまめに報告・連絡・相談を欠かさない人ほど可愛い


 任された仕事が、成功しようが失敗しようが、いつも隠さずにホウレンソウをする人はいそうでいないものです。おそらく、失敗を上司に知られると怒られそうだと考えるのでしょう。

 しかし、リーダーにとっては、失敗の情報こそ素早く報告して欲しいものなのです。そして、自分では対応できない難局こそ、真っ先に相談してもらいたいと考えているのです。

***

 こうして見れば、上司や先輩に関心を持ってもらうには、特別な魅力や能力よりも、心がけの方が大切なことがわかるでしょう。

 上司に関心を持って、よく見ること、聴くこと。言われたら、すぐに実行して、続けること。どんなに仕事を任されても、ホウレンソウを欠かさないこと。

 これなら、才能のいかんに関わらず、今すぐに始められるはずです。


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 ◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
 ◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
 ◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
 ◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
 ◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
 ◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
 ◎Q2-6:評価軸がわからない
 ◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない


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Q2-6:評価軸がわからない
A2-6:目先の評価を気にせず「知情意+裏技」の底力をつける


 「こんなに頑張っているのに....」「なにをやれば良いかわからない」


 懸命に仕事をしているのに評価されないのは辛いことです。上司や同僚に恵まれていないと愚痴をこぼして、せっかくのやる気が失せてしまっている人もいるでしょう。

 また、反対に、能力主義の評価シート項目だけに心を奪われている人もいるかもしれません。しかし、目先の評価に一喜一憂するよりも、将来どんな仕事をする時にもきっと役立つ「人間力」をスケールアップした方が人生が豊かになるはずです。

 そこで、一度、評価シートや人事考課の世界を離れて、もっと根本的な人間力=「知情意」を磨くことを意識しましょう。さらに、仕事とは直接結びつかない「裏技」を磨くことで、将来の大きな評価につながるはずです。

1 知=業務知識×現場体験×自ら考える力


 業務知識については、多くの人が与えられた社内マニュアルや資格テキストを記憶するにとどまっているはずです。そこで、大きな書店に行って、関連の書籍を著者を変えて10冊買って熟読しましょう。これだけで、その部門で業務知識に一番詳しいグループに入れるはずです。

 とは言え、現場体験の裏付けなくしては、知識は無用の長物です。そこで、上司や先輩の一挙手一投足を見て吸収し、質問をしながら学びましょう。また業務知識の専門書で学んだことも、実際に現場で試して、有効かどうか実証したいものです。

 しかし、一番大切なのは、何と言っても自ら考える力です。専門書のエッセンスや、上司のノウハウを生かしながら、自分や組織に合った仕事の進め方や、環境や時流の波に乗った方法論を編み出すことが重要なのです。これは一朝一夕にはできないので、3年で形にして、10年で完成させる覚悟で進めましょう。


2.情=対人感受性×和顔愛語×おかげさまの心

 評価が低いと感じている時は、自分からの視点だけにしばられていることが多いはずです。逆に、上司や先輩が、自分の言動を前にした時に、どのように感じているかを意識してみてください。もう一人の自分が、相手の気持ちになって自分を見つめることができたら言うことはありません。

 そうなれば、自分がどんな仕草をしている時に、まわりの人たちが好感を持つかも自然にわかるはずです。和顔愛語の言葉通り、いつもにこやかな笑顔を浮かべて、心からの優しい言葉を発している時には、きっと自分の言動をそのまま受け入れてくれるでしょう。

 そして、まわりの人たちの気持ちや心配りに気づけるようになれば、そのありがたさが身にしみます。おかげさまで、自分も仕事ができている、生活を送ることができると感謝できるようになるでしょう。そうすれば、ますます受け入れ評価してもらえるようになるはずです。


3.意=すぐやる力×お役立ちの心×挑戦する意志

 前著「すぐやる!技術」で書いた通り、知情意の3つの力で、現代の日本人に一番欠けているのが意志の力です。だからこそ、行動に移せなかったり、行動がのろかったりします。そこで、まずはチームの中でも、一番はやく動く「すぐやる力」の高い人を目指しましょう。

 すぐやる対象は、もちろん、自分の役割やノルマに関わるものだけではありません。むしろ、チームのため、同僚のため、さらにはお取引先やお客様のために、見返りを求めずに「すぐやる」ことが大切です。そうするうちに、お役立ちのために動くことが自動化されて、無意識のうちに自分を忘れて行動できるようになるでしょう。

 こうして、自然にお役立ちの行動がすぐにできる習慣が身についたら、もっと大きなことに挑戦しましょう。このころには、知の力、情の力も磨かれて、上司や同僚の評価も高まり、有形無形の支援も受けられるようになっているはずです。だからこそ、みんながやりたくてもできないような長期的でスケール大きな夢に向かって一歩を踏み出しましょう。
 

4.裏技=探究する心×継続できる意志×応用できる哲学×幅広い人脈


 さらに、できるだけ仕事とは無縁で、オタクだと揶揄されるような打ち込める趣味や特技を磨きたいものです。

 それは、自分の興味があることを、ひたすら探求していく知的好奇心と集中力を育みます。しかも、楽しみながら長く継続できるしなやかでしたたかな意志も鍛えてくれるのです。

 さらに、1つの道を極めることは、独自の哲学を修めることにもつながります。そこで悟ったことは、仕事でつまづいた時や悩んだ時に応用することもできます。何より、道楽を通じて、仕事での利害関係の無い友人が増えることで、視野が広がって心の余裕も生まれるでしょう。

 こうして裏技で育まれた余力が、知情意の力と合わせて、将来の評価につながっていくのです。


【バックナンバー】
 ◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
 ◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
 ◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
 ◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
 ◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
 ◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
 ◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
 ◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
 ◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
 ◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
 ◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
 ◎Q2-6:評価軸がわからない
 ◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない

久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部  

2009年02月11日(水)更新

【久米信行新刊】Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない

10万部突破!『すぐやる!技術』の著者であり、当「経営者会報ブログ」のプロデューサーでもある久米信行さんの次回作ご執筆原稿をリアルタイムで公開させていただいております!
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Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
A2-5:努力の成果を気前よくシェアしていこう


 「ちょっとぐらい成果が出たからって....」「なにか勘違いしているんじゃないか」


 ビジネスの世界に限らず、日本の社会は「嫉妬社会」だと言われることが多いようです。誰かが、にわかに巨富を得たり、地位や名声を手にしたりすると、決まって「妬んだり」「憎んだり」する人が増えて、足を引っ張られるというわけです。

 また、マスメディアは「時の人」を持ち上げては、ある時容赦なくたたき落とす傾向がないとも言えません。しかも、影響力を増すネットメディアでは、ブログの炎上や2ちゃんねるでの誹謗中傷が待ち構えています。

 こんな嫉妬社会にあっては「目立って注目されるのは嫌だ」と思う人が増えてしまうのも無理はありません。そこで、「調子に乗る」というより「波に乗る」ことを目指した、実力に応じた「安全な目立ち方」を考えましょう。


1.努力の成果を独り占めしないで分かち合う

 何より大切なことは、自分が努力して手にした成果であっても、同僚など身近な人たちに積極的にシェアすることです。独り占めしようとする狭い心は、周囲の嫉妬を生む源泉だからです。例えば、自分が開拓した取引先でさえ、時には仲間と分かち合い、しかも恩に着せずに忘れてしまうとしたらどうでしょう。感謝されこそすれ、妬まれることは少ないはずです。


2.調子がよくなるコツを広く公開する

 さらに、自分が調子をつかんだ極意や、好調のもととなった手法なども、可能な限りオープンにしたいものです。私は、10年前からIT活用の講演を続けてきましたが「なぜここまで教えてしまうのか」とよく聞かれます。もちろん、競合会社に真似をされてしまうリスクもありましょう。しかし、それ以上に「情報公開でファンを増やして、嫉妬を浴びない」方が、長期的にはメリットが大きいと思うのです。


3.波に乗る人たちのコミュニティに参加する

 自分以上に調子に乗っている....「波」に乗っている人の近くで一緒に仕事をすることは、とても大切な経験です。楽しそうにバリバリ仕事をしている人の背中を見ることが、何よりも勉強になるからです。また、そんな人たちは、嫉妬もしなければ、周囲で高まる嫉妬も気にせず、ただ前に進みます。とりわけ、波に乗る人たちが集う異業種の勉強会に参加すれば、自分だけで抱えていた小さな悩みは吹き飛び、大きな勇気をもらえることでしょう。


4.公益活動にも積極的に参加する

 ビジネスで成果を挙げるようになったら、体と心のバランスを取るために、公益活動にも挑戦すると良いでしょう。企業や自分の利益のためだけに仕事をしていると、人から妬まれるばかりか、どこか空しさをおぼえるからです。私も企業経営に勤しみながら、縁あって日本財団、東京商工会議所などでのボランティア活動や、明治大学の兼任講師に汗を流しています。お金とは無縁の世界で仕事をすると清々しい気分になる上、周囲の人たちからも予想外の高い評価をいただけるのです。


5.名と実のどちらを取るかを考える 


 日本では「名=権勢」と「実=富」の両方とも手にすることは、なかなか許されません。これは、徳川幕府が、権力はあるが富はない譜代と、富を持つが権力の無い外様とのバランスで治世して以来という人さえいるのです。私の場合は、構造不況業種の中小メーカー経営者ということで、「名」も「富」も知れています。だからこそ、ある程度目立っても、今のところ許してくださる人が多いのかもしれません。しかし、公職に近いところを目指すならお金にきれいに、お金を稼ぎたいなら公職に欲をかかないことが大切です。


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2009年02月11日(水)更新

【久米信行新刊】Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる

10万部突破!『すぐやる!技術』の著者であり、当「経営者会報ブログ」のプロデューサーでもある久米信行さんの次回作ご執筆原稿をリアルタイムで公開させていただいております!
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Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
A2-4:過去を超える成果を生み出す動機にしよう


 「自分だけ目立つと嫌われそう」「成果を独り占めする上司みたいで嫌だ」


 総じて、日本のビジネスパーソンは「自分の業績をアピールするのが苦手」かもしれません。それは、子供の頃は学校で、成人してからは職場で、「出る杭は打たれる」という経験則が身にしみているからでしょうか。それとも、良い事をしても黙っている「陰徳の教え」を守っているからでしょうか。

 たしかに、「自分が」「自分が」と自己主張ばかりが強い人は「同僚や友人に嫌われやすい」でしょう。私もそんな人は苦手なのですが、社長や講師という立場上、自分自身もそうなりがちなので気を配っているのです。

 とは言え、そんな慎み深い日本の社会にあっても、スマートに自己PRをしていかなければステップアップにつながる出会いやチャンスにも恵まれません。そこで、私がいつも心がけている実績アピールの7か条をご案内いたしましょう。
1.おかげさまで一言添えて縁と運に感謝する

 成功を重ねている人ほど、謙虚なのは不思議なことです。おそらく、自分の努力の成果だけではなく、縁や運に恵まれたことのありがたさを痛感しているからでしょう。だからこそ「おかげさまで」という一言を、たびたび口にされるのです。そんな先輩を見習って、自分の実績について話す時にも、必ず「おかげさまで」の一言を添えましょう。


2.一緒に参加協力した人のことを紹介して褒める

 どんな実績であれ、自分ひとりの力だけで勝ち得ることなどないでしょう。チームワークやパートナーシップを無視して、独力で成功したと発言している人は「思い上がっている」ようで見苦しいものです。だからこそ、協力してくれた方々のことを積極的に紹介して心の底から褒めて感謝しましょう。


3.手痛い失敗の経験も隠さずに話す

 はた目から見れば、成功ばかりの輝かしいキャリアに見えても、その裏には何倍もの失敗が隠されているはずです。そんな泥臭くて恥ずかしい失敗談を「進んでオープンにする」ことが大切です。多くの人は、美化された成功の話よりも「つらい失敗談」に共感するはずです。そして真の人間味が伝わって親近感をおぼえてくれるでしょう。


4.成果よりもプロセスと学びについて話す

 成果だけをとうとうと聞かされても、ただの自慢にしか聞こえません。また、聞いている人にも「得るところが無い」でしょう。ですから「どんな工夫を積み重ねたか」「何が成功の要因だったか」という、プロセスや学びについて話に盛り込むことが大切です。相手にとっての情報価値が高まる上、ご自身の向学心、現場対応力、業務改革力などをさりげなくアピールできるでしょう。


5.詳しくはブログやwebなどに記して話さない


 どんな含蓄のある話でも、微に入り細に入り延々と話しては、相手も疲れます。むしろ「聞き足りない」「もっと聞きたいぐらい」がちょうどいいでしょう。そんな時に役立つのは、詳しい経歴や考え行動の変遷などを書きつづった個人ブログやWEBサイトです。お礼メールの中に「詳しくはこちらえご高覧ください」と、URLリンクで誘導すれば、興味のある方だけ読んでくれるはずです。


6.これから実現したい大きな夢について話す


 過去の成功ばかりを自慢気に話す人は嫌われます。それは、心が老いている証のようにも見えるからです。しかし、過去の実績についてはさらりと流して、これから実現したい夢も合わせて語れば印象が変わります。昔の成功体験にしばられずに、常に前を向いて挑戦している姿勢こそ、リーダー層の大きな共感を呼ぶはずです。


7.一緒に仕事をしたい人にだけ実績をアピールする


 自分の実績を、すべての人に積極的にアピールする必要はありません。また自慢かとあきれられたり、むやみに敵を増やしてしまうのがオチです。ほとんどの人には、聞かれたら「さりげなく話す」ぐらいでちょうどいいでしょう。逆に「この人からは学びたい、一緒に仕事したい」と感じる達人と出会ったら、その時こそチャンスです。真摯に自分の歩んだ道と夢について語りましょう。


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2009年02月07日(土)更新

【久米信行新刊】Q2-3:アピールの仕方がわからない

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Q2-3:アピールの仕方がわからない
A2-3:まずは笑顔のあいさつと質問から始めよう


 「誰も自分を見てくれない」「自分のことを話すきっかけがつかめない」


 昨今の会社には、昔のように面倒見の良い上司も、かわいげのある部下も少なくなったようです。仕事が終わってからの飲み食いや、休日のゴルフや釣りなどのつきあいも減っているはずです。

 そんな中では、自分を「見てもらえる」「認めてもらえる」ようなアピールの方法に頭を悩ませるのも無理はありません。

 しかし、オフィスでのつきあいが淡白になり、とりわけ若い人たちが先輩たちや同僚たちと積極的にコミュニケーションをしない今だからこそチャンスです。ちょっとした日常の簡単なアクションで、効果的にアピールすることができるからです。
1 まずは笑顔で元気なあいさつから

 多くの先輩世代は、若い人たちの表情が乏しく笑顔が少ないと思っています。また、話す時も目を合わせようとしないか、たまに合わせた時には挑戦的で反抗的な眼光で迫ってくると嘆いていそうです。

 もちろん、それは、会社の中で、それも先輩の前で笑わないだけかもしれません。あるいは、長い間の癖で、無意識のうちに笑わなくなっているのかもしれません。

 現に、私が明治大学で教えている学生たちも、開講当初はなんとも表情が堅くて、あいさつさえもぎこちないのです。

 しかし、毎週、講義の前後に大きな声であいさつをして、仲間の前でおそるおそる発表をしているうちに態度が変わってきます。元気な大人たち=特別講師の縁者と私=に、にこやかな笑顔で受け入れられると、次第に笑顔を浮かべられるようになるのです。一年も経たないうちに別人のように明るくなる学生も少なくありません。

 そんな若者たちのさわやかな笑顔とあいさつほど、心を動かされるものはありません。その瞬間に、人物の評価が半分以上決まってしまうとさえ思うのです。

 前著「すぐやる!技術」では、毎日10人の知らない人にあいさつをするトレーニングを勧めました。利害関係のない人たちに、自然な笑顔であいさつと会話ができるようになったら、次のステップに進みます。毎日オフィスで顔を合わせる人たちにも、元気な一言を投げかけてびっくりされることが大切なのです。


2.よく見て、よく聞いて、毎回質問をしよう。

 もう1つ、先輩世代が若者たちに抱きがちな不満は、自分の仕事ぶりをちゃんと見ているのか、話をしっかり聞いているのかわからない人が多いということです。

 マザーテレサは、愛情の反対は憎しみではなく無関心だと看破しました。誰しも、自分に関心を持ってくれない人に、関心を持ちたくはないでしょう。上司に対して心からの関心を抱かなければ、部下への愛情も湧いてくるはずがありません。

 ですから、上司と商談や会議に同行した時などは、自分をアピールする絶好のチャンスです。自分が特別な発言をすること以上に大切なことは、上司の一挙手一投足をよく見て、発言を一言も漏らさず聴いておくことです。そして、「おやっ」と思ったことなどは必ずメモをしておいてください。

 そうすれば、帰り道にメモを見ながら、こんな質問を上司に投げかけることもできるはずです。

「先程の商談で、あの順番で資料を出したのは、どうしてですか?」
「お客様の質問に、すぐ答えなかったのは、なぜですか?」


 その動作や発言に何か深い意味があればあるほど、上司は質問がうれしくなるはずです。その理由と合わせて、貴重な経験則などを懇切に教えてくれるでしょう。たまたま無意識にやっていたことを質問した場合にも、「よく見ていたな」と評価してくれるはずです。

 即ち、若いうちは、商談相手への目立ったスタンドプレーよりも、上司への質問の方が大切なのです。先輩の仕事ぶりへの深い関心と鋭い観察力、上司に真似ぶ=学ぶ向上心と飽くなき情熱をが示すことにもなるのです。それこそが、先輩世代の心に響く絶好のアピールとなるはずです。

 振り返れば、証券会社時代に営業の神様と尊敬していた上司との同行営業が、私にとって何よりの勉強になりました。どんなセールス話法の本よりも、その場その場の先輩の言動を見ている方が、気づきも学びも多かったのです。

 このように、上司に質問を繰り返し、優れた点を少しずつ真似して身につけていけば、いずれそれは上司や同僚の目に留まるようになります。さらには、社外の商談相手にもアピールして認められるようになるでしょう。


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2009年02月07日(土)更新

【久米信行新刊】Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる

10万部突破!『すぐやる!技術』の著者であり、当「経営者会報ブログ」のプロデューサーでもある久米信行さんの次回作ご執筆原稿をリアルタイムで公開させていただいております!
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Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
A2-2:反対者まで味方にする社内営業術を知る


 「どんなアイディアも難クセをつけられる」「社内営業で8割のエネルギーを使う」


 せっかく勇気を出して新しい提案をしたのに、なんと直属の上司や、味方だと思っていた社内の別部門に足止めをされてしまった。そんな苦い経験をお持ちの方も多いでしょう。

 私も、大手証券会社で新規事業を担当していた時に、社内営業の大変さを思い知りました。会社のために良かれと思って提案した企画が、予想外の反対を受けて暗礁に乗り上げてしまうのです。

 そんな中で、私が尊敬する上司から教わったのは、衝撃的な経験則でした。

 「大企業の部長ほど保守的な人はいない。それは、役員目前で原点となるミスをしたくないから。だから、自分が部長を務める間は新しいことをしようとしない。それが大企業を停滞させている。」

 しかし、愚痴をこぼしていても何も始まりません。私なりに、大企業での意思決定プロセスを学び、最後には、多くの当事者の理解を得て企画を通しやすくする「社内営業術」を身につけました。


1.まずは真のオピニオンリーダーとキーマンを知って根回し


 いくら、大企業とは言え、実際に新しい戦略を立案するオピニオンリーダーと、それを承認してリスクを負うキーマンは限られています。それは部長ではなく、次長や室長であることも少なくありません。

 いちはやく、多くの人から意見を聞いて、カギを握る人物が誰かを知ることが大切です。真っ先に、そして密かに相談して支援を取り付けなければなりません。オピニオンリーダーやキーマンが、会議で前向きな発言をしてくれれば、保守的な人もなびきやすくなるからです。


2.根回しする上司の好みの書式を知ってから書く

 企画書を根回ししている時に、その「内容」ではなく「書式」に文句をつけられてショックを受けた事がありました。「字が小さい」「フォントが嫌い」「罫線を太い方がいい」「四画の角を丸くして」といったことは「本題とは無縁の細かいこと」に思えて、キレそうにもなったこともありました。

 しかし、裏返して考えれば「お好みの書式」にするだけで「企画が通りやすくなる」のですから「お安い御用」なのかもしれません。現に、ある中央官庁の友人に聞いたところ、関連する大臣や議員の先生別に、お好みの書式を調べて関係者で共有していると聞きました。

 ですから、企画を認めてもらうための重要関係者のリストを作るなら、そこに「お好みのフォントと大きさ、罫線の種類と形」などを聞き出して一緒に記録しておきましょう。そして、企画書の体裁を、お好み通りに整えてから根回しをしましょう。


3.完璧な企画書よりも、明白な欠点が見えやすい企画書で根回し

 会議で何か企画書のアラを見つけて指摘するのを、自分の仕事だと考えている上司も多いものです。本番の会議の席で、そうして「存在意義を発揮」されては、まとまる話もまとまらなくなります。

 かといって、事前に根回しをする際に、アドバイスできないような完璧な企画書を持っていっても可愛げがなくて歓迎されないものです。そこで「あえて重要な点が欠落している」ような「未完成の企画書」をお見せして、むしろ積極的に教えを乞えるようにしました。

 もちろん「自分が気がつかない点」を助言してくだされば本当にありがたいことです。また「気づいていたのに書かなかった点」を指摘されても、、まさに「わが意を得たり」と歓迎すべきことなのです。


4.根回しの時点でリスクと面倒がないことを強調する


 多くの場合、根回しで一番問題となるのは、そのプロジェクトが「全社に長期的な利益をもたらすか」ではありません。保守的な人であればあるほど、他部門が提案する企画によって「自部門にどんなリスクと手間が発生する」かの方が気になるのです。

 ですから、他部門の保守的な部長や課長に提案する時には「リスクを回避できる妙案」や「余計な仕事が増えない方策」を考える必要があります。

 その上で、根回しの時に先回りをして「リスクと手間について説明する」ことで「心配を払拭」しておけば、会議はよりスムーズに進むでしょう。

 
5.本番のプレゼンでは、各部門キーマンのアドバイスを積極紹介

 いよいよ本番の会議で、企画についてプレゼンをする時には、あくまでも謙虚にいきたいものです。もちろん、企画書は「根回しの時にいただいたアドバイス」の数々を盛り込んで、完璧に仕上げておきます。

 そして、プレゼンの中で「○○の問題につきましては、□□部長のアドバイスをいただき、このように工夫いたしました。」と謝意を示しながら紹介します。そうすれば「自分だけの企画」が「みんなの企画」に昇華されて共感が得られやすくなるはずです。

 そして、ここぞというところで真のオピニオンリーダーの賛同を得て、最後にキーマンが承認をほのめかしてくれれば、保守的な人も賛成に回ってくれることでしょう。


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