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【久米信行新刊】Q2-6:評価軸がわからない
10万部突破!『すぐやる!技術』の著者であり、当「経営者会報ブログ」のプロデューサーでもある久米信行さんの次回作ご執筆原稿をリアルタイムで公開させていただいております!
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Q2-6:評価軸がわからない
A2-6:目先の評価を気にせず「知情意+裏技」の底力をつける
「こんなに頑張っているのに....」「なにをやれば良いかわからない」
懸命に仕事をしているのに評価されないのは辛いことです。上司や同僚に恵まれていないと愚痴をこぼして、せっかくのやる気が失せてしまっている人もいるでしょう。
また、反対に、能力主義の評価シート項目だけに心を奪われている人もいるかもしれません。しかし、目先の評価に一喜一憂するよりも、将来どんな仕事をする時にもきっと役立つ「人間力」をスケールアップした方が人生が豊かになるはずです。
そこで、一度、評価シートや人事考課の世界を離れて、もっと根本的な人間力=「知情意」を磨くことを意識しましょう。さらに、仕事とは直接結びつかない「裏技」を磨くことで、将来の大きな評価につながるはずです。
1 知=業務知識×現場体験×自ら考える力
業務知識については、多くの人が与えられた社内マニュアルや資格テキストを記憶するにとどまっているはずです。そこで、大きな書店に行って、関連の書籍を著者を変えて10冊買って熟読しましょう。これだけで、その部門で業務知識に一番詳しいグループに入れるはずです。
とは言え、現場体験の裏付けなくしては、知識は無用の長物です。そこで、上司や先輩の一挙手一投足を見て吸収し、質問をしながら学びましょう。また業務知識の専門書で学んだことも、実際に現場で試して、有効かどうか実証したいものです。
しかし、一番大切なのは、何と言っても自ら考える力です。専門書のエッセンスや、上司のノウハウを生かしながら、自分や組織に合った仕事の進め方や、環境や時流の波に乗った方法論を編み出すことが重要なのです。これは一朝一夕にはできないので、3年で形にして、10年で完成させる覚悟で進めましょう。
2.情=対人感受性×和顔愛語×おかげさまの心
評価が低いと感じている時は、自分からの視点だけにしばられていることが多いはずです。逆に、上司や先輩が、自分の言動を前にした時に、どのように感じているかを意識してみてください。もう一人の自分が、相手の気持ちになって自分を見つめることができたら言うことはありません。
そうなれば、自分がどんな仕草をしている時に、まわりの人たちが好感を持つかも自然にわかるはずです。和顔愛語の言葉通り、いつもにこやかな笑顔を浮かべて、心からの優しい言葉を発している時には、きっと自分の言動をそのまま受け入れてくれるでしょう。
そして、まわりの人たちの気持ちや心配りに気づけるようになれば、そのありがたさが身にしみます。おかげさまで、自分も仕事ができている、生活を送ることができると感謝できるようになるでしょう。そうすれば、ますます受け入れ評価してもらえるようになるはずです。
3.意=すぐやる力×お役立ちの心×挑戦する意志
前著「すぐやる!技術」で書いた通り、知情意の3つの力で、現代の日本人に一番欠けているのが意志の力です。だからこそ、行動に移せなかったり、行動がのろかったりします。そこで、まずはチームの中でも、一番はやく動く「すぐやる力」の高い人を目指しましょう。
すぐやる対象は、もちろん、自分の役割やノルマに関わるものだけではありません。むしろ、チームのため、同僚のため、さらにはお取引先やお客様のために、見返りを求めずに「すぐやる」ことが大切です。そうするうちに、お役立ちのために動くことが自動化されて、無意識のうちに自分を忘れて行動できるようになるでしょう。
こうして、自然にお役立ちの行動がすぐにできる習慣が身についたら、もっと大きなことに挑戦しましょう。このころには、知の力、情の力も磨かれて、上司や同僚の評価も高まり、有形無形の支援も受けられるようになっているはずです。だからこそ、みんながやりたくてもできないような長期的でスケール大きな夢に向かって一歩を踏み出しましょう。
4.裏技=探究する心×継続できる意志×応用できる哲学×幅広い人脈
さらに、できるだけ仕事とは無縁で、オタクだと揶揄されるような打ち込める趣味や特技を磨きたいものです。
それは、自分の興味があることを、ひたすら探求していく知的好奇心と集中力を育みます。しかも、楽しみながら長く継続できるしなやかでしたたかな意志も鍛えてくれるのです。
さらに、1つの道を極めることは、独自の哲学を修めることにもつながります。そこで悟ったことは、仕事でつまづいた時や悩んだ時に応用することもできます。何より、道楽を通じて、仕事での利害関係の無い友人が増えることで、視野が広がって心の余裕も生まれるでしょう。
こうして裏技で育まれた余力が、知情意の力と合わせて、将来の評価につながっていくのです。
【バックナンバー】
◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
◎Q2-6:評価軸がわからない
◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない
久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部
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Q2-6:評価軸がわからない
A2-6:目先の評価を気にせず「知情意+裏技」の底力をつける
「こんなに頑張っているのに....」「なにをやれば良いかわからない」
懸命に仕事をしているのに評価されないのは辛いことです。上司や同僚に恵まれていないと愚痴をこぼして、せっかくのやる気が失せてしまっている人もいるでしょう。
また、反対に、能力主義の評価シート項目だけに心を奪われている人もいるかもしれません。しかし、目先の評価に一喜一憂するよりも、将来どんな仕事をする時にもきっと役立つ「人間力」をスケールアップした方が人生が豊かになるはずです。
そこで、一度、評価シートや人事考課の世界を離れて、もっと根本的な人間力=「知情意」を磨くことを意識しましょう。さらに、仕事とは直接結びつかない「裏技」を磨くことで、将来の大きな評価につながるはずです。
1 知=業務知識×現場体験×自ら考える力
業務知識については、多くの人が与えられた社内マニュアルや資格テキストを記憶するにとどまっているはずです。そこで、大きな書店に行って、関連の書籍を著者を変えて10冊買って熟読しましょう。これだけで、その部門で業務知識に一番詳しいグループに入れるはずです。
とは言え、現場体験の裏付けなくしては、知識は無用の長物です。そこで、上司や先輩の一挙手一投足を見て吸収し、質問をしながら学びましょう。また業務知識の専門書で学んだことも、実際に現場で試して、有効かどうか実証したいものです。
しかし、一番大切なのは、何と言っても自ら考える力です。専門書のエッセンスや、上司のノウハウを生かしながら、自分や組織に合った仕事の進め方や、環境や時流の波に乗った方法論を編み出すことが重要なのです。これは一朝一夕にはできないので、3年で形にして、10年で完成させる覚悟で進めましょう。
2.情=対人感受性×和顔愛語×おかげさまの心
評価が低いと感じている時は、自分からの視点だけにしばられていることが多いはずです。逆に、上司や先輩が、自分の言動を前にした時に、どのように感じているかを意識してみてください。もう一人の自分が、相手の気持ちになって自分を見つめることができたら言うことはありません。
そうなれば、自分がどんな仕草をしている時に、まわりの人たちが好感を持つかも自然にわかるはずです。和顔愛語の言葉通り、いつもにこやかな笑顔を浮かべて、心からの優しい言葉を発している時には、きっと自分の言動をそのまま受け入れてくれるでしょう。
そして、まわりの人たちの気持ちや心配りに気づけるようになれば、そのありがたさが身にしみます。おかげさまで、自分も仕事ができている、生活を送ることができると感謝できるようになるでしょう。そうすれば、ますます受け入れ評価してもらえるようになるはずです。
3.意=すぐやる力×お役立ちの心×挑戦する意志
前著「すぐやる!技術」で書いた通り、知情意の3つの力で、現代の日本人に一番欠けているのが意志の力です。だからこそ、行動に移せなかったり、行動がのろかったりします。そこで、まずはチームの中でも、一番はやく動く「すぐやる力」の高い人を目指しましょう。
すぐやる対象は、もちろん、自分の役割やノルマに関わるものだけではありません。むしろ、チームのため、同僚のため、さらにはお取引先やお客様のために、見返りを求めずに「すぐやる」ことが大切です。そうするうちに、お役立ちのために動くことが自動化されて、無意識のうちに自分を忘れて行動できるようになるでしょう。
こうして、自然にお役立ちの行動がすぐにできる習慣が身についたら、もっと大きなことに挑戦しましょう。このころには、知の力、情の力も磨かれて、上司や同僚の評価も高まり、有形無形の支援も受けられるようになっているはずです。だからこそ、みんながやりたくてもできないような長期的でスケール大きな夢に向かって一歩を踏み出しましょう。
4.裏技=探究する心×継続できる意志×応用できる哲学×幅広い人脈
さらに、できるだけ仕事とは無縁で、オタクだと揶揄されるような打ち込める趣味や特技を磨きたいものです。
それは、自分の興味があることを、ひたすら探求していく知的好奇心と集中力を育みます。しかも、楽しみながら長く継続できるしなやかでしたたかな意志も鍛えてくれるのです。
さらに、1つの道を極めることは、独自の哲学を修めることにもつながります。そこで悟ったことは、仕事でつまづいた時や悩んだ時に応用することもできます。何より、道楽を通じて、仕事での利害関係の無い友人が増えることで、視野が広がって心の余裕も生まれるでしょう。
こうして裏技で育まれた余力が、知情意の力と合わせて、将来の評価につながっていくのです。
【バックナンバー】
◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
◎Q2-6:評価軸がわからない
◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない
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