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【久米信行新刊】Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
10万部突破!『すぐやる!技術』の著者であり、当「経営者会報ブログ」のプロデューサーでもある久米信行さんの次回作ご執筆原稿をリアルタイムで公開させていただいております!
ぜひコメント、トラックバックをお寄せください。
Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
A1-3:笑われる人ほど伸びる3つの秘密を知ろう
「こんなこともできないのか?」「夢のような話ばかりして!」
どんな理由であれ、勇気を出して行動したのに、その結果を人に笑われれば「へこまない人はいない」でしょう。
しかし、私の半生を振り返れば「笑われたことこそが明日の糧になっていた」と実感するのです。それどころか「笑われるようなことだからこそ挑戦する価値がある」「笑われる人ほど大きく伸びる」と言っても過言ではないでしょう。
人にさんざん笑われた後、5年後10年後に「笑った人を見返した経験がある人」なら、きっと賛同してくださるはずです。ここで「笑われるほどに強くなる3つの秘密」について考えてみます。
1)笑われることがバネになって勉強をする
勉強不足や経験不足で初歩的な失敗をした時には、先輩になじられたり、同僚に笑われたりすることが多いでしょう。この時の悔しさや口惜しさは味わった人でなければわかりません。
私も、大学教授やITスペシャリストが集う経営情報学会に誘われた当初は、飛び交うIT用語や経営用語の意味が、ほとんどわからない状態でした。基礎知識も経験もない若輩の中小企業経営者見習いにとっては、まさに場違いな「プチ修羅場」でした。今でも赤面するような恥ずかしい思いもたくさんしたのです。
しかし、笑われた時に湧き起こる「こんな失敗は二度と繰り返さない」「いつか笑った人に一泡吹かせたい」という原始的な感情こそが「学びの原動力」になったのです。試験で点を取るための一夜漬けではなく、いつか学会のメンバーと対等に議論を交わせるような勉強をしたい。そんな実践的な底力を身に付けるべく、すごいと思う先生の真似をしたり、読書やネット検索を通じて勉強をしました。
そんな積み重ねの結果、いつしかIT関連のコラムや本を書くまでになれました。そして、地元の商工会議所のIT分科会長や大学の講師を勤める縁にも恵まれたのです。
2)新しい可能性を秘めたことほど笑われる
いつの時代でも、次代を拓く新しいものごとは、半ば変人と呼ばれるようなイノベーターによって始められることが多いものです。ビートルズの名曲「Fool on the hill」は、地動説を唱えたがために嘲笑されたコペルニクスを主人公にしているそうですが、昔も今も改革者は笑われて当たり前なのです。
例えば、1996年に私がオンラインショッピングの新規事業を始めた時には「遅い回線、少ない顧客、画像なし」という三重苦もあって、時期尚早と笑われたものです。しかし、もしも、このタイミングで始めていなければ、日経インターネットアワード等を受賞したり、マスメディアで注目してもらえることもなかったでしょう。
同じように、安価な中国製Tシャツがあふれてデフレが進行している最中に、オーガニックコットンなど地球環境に配慮した高価格商品に取り組んだ時も大いに嘲笑されました。ところが、その努力が実って、今では環境問題に取り組む企業やNPO法人から評価をいただいています。
3)それでも笑わない生涯の師匠や仲間が見つかる
将来に意味を持つ新しいものは、一見すると怪しくいかがわしく見えて笑われがちです。しかし、未来を見通すリーダー層は、イノベーターの奇行の中に「新たなビジネスチャンス」を見いだすものです。
ですから、みんなが笑う中でも、真剣に話を聴いてくれる人、叱咤激励してくれる人がいたら、その人こそ生涯の師や仲間と呼べる最有力候補かもしれません。考え方によっては、大多数の笑う人たちがいるおかげで、真のパートナーが見つかりやすいとも言えます。
例えば「失われた10年」における私たちの挑戦を、多くの人たちが笑いました。しかし、環境品質と文化品質を追究した「日本でこそ作り得るTシャツ」を「インターネットで広める」という挑戦を笑わない人もいました。そして、ずっと応援してくれる縁者にも恵まれました。
こうしたありがたいご縁も、「笑われることを厭わない挑戦」なくしては、「大多数の笑う人の存在」なくしては、育まれなかったのです。
【バックナンバー】
◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
◎Q2-6:評価軸がわからない
◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない
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Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
A1-3:笑われる人ほど伸びる3つの秘密を知ろう
「こんなこともできないのか?」「夢のような話ばかりして!」
どんな理由であれ、勇気を出して行動したのに、その結果を人に笑われれば「へこまない人はいない」でしょう。
しかし、私の半生を振り返れば「笑われたことこそが明日の糧になっていた」と実感するのです。それどころか「笑われるようなことだからこそ挑戦する価値がある」「笑われる人ほど大きく伸びる」と言っても過言ではないでしょう。
人にさんざん笑われた後、5年後10年後に「笑った人を見返した経験がある人」なら、きっと賛同してくださるはずです。ここで「笑われるほどに強くなる3つの秘密」について考えてみます。
1)笑われることがバネになって勉強をする
勉強不足や経験不足で初歩的な失敗をした時には、先輩になじられたり、同僚に笑われたりすることが多いでしょう。この時の悔しさや口惜しさは味わった人でなければわかりません。
私も、大学教授やITスペシャリストが集う経営情報学会に誘われた当初は、飛び交うIT用語や経営用語の意味が、ほとんどわからない状態でした。基礎知識も経験もない若輩の中小企業経営者見習いにとっては、まさに場違いな「プチ修羅場」でした。今でも赤面するような恥ずかしい思いもたくさんしたのです。
しかし、笑われた時に湧き起こる「こんな失敗は二度と繰り返さない」「いつか笑った人に一泡吹かせたい」という原始的な感情こそが「学びの原動力」になったのです。試験で点を取るための一夜漬けではなく、いつか学会のメンバーと対等に議論を交わせるような勉強をしたい。そんな実践的な底力を身に付けるべく、すごいと思う先生の真似をしたり、読書やネット検索を通じて勉強をしました。
そんな積み重ねの結果、いつしかIT関連のコラムや本を書くまでになれました。そして、地元の商工会議所のIT分科会長や大学の講師を勤める縁にも恵まれたのです。
2)新しい可能性を秘めたことほど笑われる
いつの時代でも、次代を拓く新しいものごとは、半ば変人と呼ばれるようなイノベーターによって始められることが多いものです。ビートルズの名曲「Fool on the hill」は、地動説を唱えたがために嘲笑されたコペルニクスを主人公にしているそうですが、昔も今も改革者は笑われて当たり前なのです。
例えば、1996年に私がオンラインショッピングの新規事業を始めた時には「遅い回線、少ない顧客、画像なし」という三重苦もあって、時期尚早と笑われたものです。しかし、もしも、このタイミングで始めていなければ、日経インターネットアワード等を受賞したり、マスメディアで注目してもらえることもなかったでしょう。
同じように、安価な中国製Tシャツがあふれてデフレが進行している最中に、オーガニックコットンなど地球環境に配慮した高価格商品に取り組んだ時も大いに嘲笑されました。ところが、その努力が実って、今では環境問題に取り組む企業やNPO法人から評価をいただいています。
3)それでも笑わない生涯の師匠や仲間が見つかる
将来に意味を持つ新しいものは、一見すると怪しくいかがわしく見えて笑われがちです。しかし、未来を見通すリーダー層は、イノベーターの奇行の中に「新たなビジネスチャンス」を見いだすものです。
ですから、みんなが笑う中でも、真剣に話を聴いてくれる人、叱咤激励してくれる人がいたら、その人こそ生涯の師や仲間と呼べる最有力候補かもしれません。考え方によっては、大多数の笑う人たちがいるおかげで、真のパートナーが見つかりやすいとも言えます。
例えば「失われた10年」における私たちの挑戦を、多くの人たちが笑いました。しかし、環境品質と文化品質を追究した「日本でこそ作り得るTシャツ」を「インターネットで広める」という挑戦を笑わない人もいました。そして、ずっと応援してくれる縁者にも恵まれました。
こうしたありがたいご縁も、「笑われることを厭わない挑戦」なくしては、「大多数の笑う人の存在」なくしては、育まれなかったのです。
【バックナンバー】
◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
◎Q2-6:評価軸がわからない
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