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【久米信行新刊】Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
10万部突破!『すぐやる!技術』の著者であり、当「経営者会報ブログ」のプロデューサーでもある久米信行さんの次回作ご執筆原稿をリアルタイムで公開させていただいております!
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Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
A1-5:日頃のイメージを裏切るほど印象に強く残る
「柄にもない」「君らしくもない」
せっかくやろうとしていたのに、誰かにそう言われた瞬間「心のブレーキ」がかかって、あきらめてしまった経験はありませんか?
しかし、「柄にもない」と呼ばれるようなことこそ、現状をブレークスルーする決定打になることもあります。だから、今すぐ「心のアクセル」を踏むべきことかもしれません。それが成功するせよ失敗するにせよ、本来の自分を周囲に理解してもらい、まわりの見る目を変える好機になる可能性も高いのです。
1)ジョハリの窓と「人柄の死角」を知ろう
考えてみれば、「柄にもない」などと「もっともらしいアドバイス」を直言する資格がある人などいないはずです。同僚や友人はもちろんのこと、両親など目上の親族や、会社の上司など先輩であっても、軽々しく助言はできないのです。
なぜなら、みなさんの「本当の人柄」や「自分らしさ」、さらには「将来の可能性」や「潜在的な能力」を正しく見極めて人は、親しい身内の中にも、ほとんどいないからです。「自分のことを自分以上に理解してくれている」ような「師匠」しか、本来言ってはいけないセリフでしょう。
「ジョハリの窓」と呼ばれる「自分を理解するためのマトリクス」をご存知でしょうか?
横軸に「自分が知っている自分」と「自分も知らない自分」、縦軸「周りの人が知っている自分」と「周りの人が知らない自分」を取ると、「2×2=4領域のマトリクス」ができあがります。
「柄にもない」というのは、「周りの人が知っている(と思っている)自分」の領域で、騒ぎ立てられることです。いくら騒がれても、実際には「自分が知っている自分×周りの人が知らない自分=自分だけが知っている隠された自分」の領域は、いわば「死角」になっています。自分以外には見えていないわけです。
2)大きな危機や転機で「自分も知らない自分」が発動する
また、「柄にもない」と思われることに挑戦することは、みなさんにとって、いつも以上にリスクの大きな体験になるでしょう。そこでは「想像を超えた困難」や「危機的状況」に見舞われることもあるはずです。また、「予想外の出会い」に恵まれて「人生の転機」になることもあるでしょう。
そんな時、ジョハリの窓で言うならば「自分も周りの人も知らない未知の自分」が目覚めることも少なくありません。
私も「柄にもない」挑戦をした結果、現状を突破できたブレークスルー体験を数多く味わうことができました。
ゲームもゲーマーの子供たちも嫌いだった「文系の元ボーイスカウト」が、ゲームデザイナーの仕事に夢中になりました。大学では「中国の現代社会主義経済」を学ぶゼミの代表を務めたのに、証券会社ではファイナンシャルプランナーを養成する仕事に燃えました。
そしてローテクのTシャツメーカー経営者でありながら、「柄にもなく」経営情報学会に誘われて、インターネットに挑戦しました。その結果、いつしかIT関係の連載や講演も増えて、明治大学「ブログ起業論」の講師も務めています。
こうして、若い頃には想像だにしなかった方向に人生が展開していきました。そして、自分でも気づかなかった能力を磨くことになって驚いているのです。
3)柄にもないと言った人ほど変化に驚き、認めてくれる
もちろん、私以上に驚いたのは、昔から私をよく知っている人たちでしょう。今、私が図らずもライフワークとしていることの多くは、私の身内や旧友にとって「柄にもないこと」「私らしくないこと」だからです。
コンサルティング会社の内定を蹴って創業間もないベンチャーに就職する時も、証券会社に転職して新規事業に挑戦する時も、さらには、家業である構造不況業種の国産Tシャツメーカーを後継する時も、多くの人が忠告をしてくれました。私の「柄にもない」選択を心配してくれての心温まる「ありがたいアドバイス」でした。
しかし、その時制止してくれた方々も、今では「私の挑戦」を認めて、大いに祝福してくださっています。むしろ「予想外の展開」だったからこそ、さらに喜んでくれているようにも思えます。
例えば、証券会社への転職を大反対した父も、不幸にも「バブル崩壊を当事者として味わった実体験」が、「経営者としての最大の財産」のひとつと認めてくれているのです。
***
ですから、「隠された自分」や「まだ見ぬ自分」が直観して、「心からやりたいと願っている」ことなら、誰が何と言おうと迷う必要はありません。その挑戦が、自分の能力を伸ばし、新たな縁を広げてくれる可能性が高いからです。その成否にかかわらず、周りが「君らしい」と思っているような「予定調和の展開」よりも、大いに注目されて後々認められる結果につながるでしょう。
【バックナンバー】
◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
◎Q2-6:評価軸がわからない
◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない
久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部
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Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
A1-5:日頃のイメージを裏切るほど印象に強く残る
「柄にもない」「君らしくもない」
せっかくやろうとしていたのに、誰かにそう言われた瞬間「心のブレーキ」がかかって、あきらめてしまった経験はありませんか?
しかし、「柄にもない」と呼ばれるようなことこそ、現状をブレークスルーする決定打になることもあります。だから、今すぐ「心のアクセル」を踏むべきことかもしれません。それが成功するせよ失敗するにせよ、本来の自分を周囲に理解してもらい、まわりの見る目を変える好機になる可能性も高いのです。
1)ジョハリの窓と「人柄の死角」を知ろう
考えてみれば、「柄にもない」などと「もっともらしいアドバイス」を直言する資格がある人などいないはずです。同僚や友人はもちろんのこと、両親など目上の親族や、会社の上司など先輩であっても、軽々しく助言はできないのです。
なぜなら、みなさんの「本当の人柄」や「自分らしさ」、さらには「将来の可能性」や「潜在的な能力」を正しく見極めて人は、親しい身内の中にも、ほとんどいないからです。「自分のことを自分以上に理解してくれている」ような「師匠」しか、本来言ってはいけないセリフでしょう。
「ジョハリの窓」と呼ばれる「自分を理解するためのマトリクス」をご存知でしょうか?
横軸に「自分が知っている自分」と「自分も知らない自分」、縦軸「周りの人が知っている自分」と「周りの人が知らない自分」を取ると、「2×2=4領域のマトリクス」ができあがります。
「柄にもない」というのは、「周りの人が知っている(と思っている)自分」の領域で、騒ぎ立てられることです。いくら騒がれても、実際には「自分が知っている自分×周りの人が知らない自分=自分だけが知っている隠された自分」の領域は、いわば「死角」になっています。自分以外には見えていないわけです。
2)大きな危機や転機で「自分も知らない自分」が発動する
また、「柄にもない」と思われることに挑戦することは、みなさんにとって、いつも以上にリスクの大きな体験になるでしょう。そこでは「想像を超えた困難」や「危機的状況」に見舞われることもあるはずです。また、「予想外の出会い」に恵まれて「人生の転機」になることもあるでしょう。
そんな時、ジョハリの窓で言うならば「自分も周りの人も知らない未知の自分」が目覚めることも少なくありません。
私も「柄にもない」挑戦をした結果、現状を突破できたブレークスルー体験を数多く味わうことができました。
ゲームもゲーマーの子供たちも嫌いだった「文系の元ボーイスカウト」が、ゲームデザイナーの仕事に夢中になりました。大学では「中国の現代社会主義経済」を学ぶゼミの代表を務めたのに、証券会社ではファイナンシャルプランナーを養成する仕事に燃えました。
そしてローテクのTシャツメーカー経営者でありながら、「柄にもなく」経営情報学会に誘われて、インターネットに挑戦しました。その結果、いつしかIT関係の連載や講演も増えて、明治大学「ブログ起業論」の講師も務めています。
こうして、若い頃には想像だにしなかった方向に人生が展開していきました。そして、自分でも気づかなかった能力を磨くことになって驚いているのです。
3)柄にもないと言った人ほど変化に驚き、認めてくれる
もちろん、私以上に驚いたのは、昔から私をよく知っている人たちでしょう。今、私が図らずもライフワークとしていることの多くは、私の身内や旧友にとって「柄にもないこと」「私らしくないこと」だからです。
コンサルティング会社の内定を蹴って創業間もないベンチャーに就職する時も、証券会社に転職して新規事業に挑戦する時も、さらには、家業である構造不況業種の国産Tシャツメーカーを後継する時も、多くの人が忠告をしてくれました。私の「柄にもない」選択を心配してくれての心温まる「ありがたいアドバイス」でした。
しかし、その時制止してくれた方々も、今では「私の挑戦」を認めて、大いに祝福してくださっています。むしろ「予想外の展開」だったからこそ、さらに喜んでくれているようにも思えます。
例えば、証券会社への転職を大反対した父も、不幸にも「バブル崩壊を当事者として味わった実体験」が、「経営者としての最大の財産」のひとつと認めてくれているのです。
***
ですから、「隠された自分」や「まだ見ぬ自分」が直観して、「心からやりたいと願っている」ことなら、誰が何と言おうと迷う必要はありません。その挑戦が、自分の能力を伸ばし、新たな縁を広げてくれる可能性が高いからです。その成否にかかわらず、周りが「君らしい」と思っているような「予定調和の展開」よりも、大いに注目されて後々認められる結果につながるでしょう。
【バックナンバー】
◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
◎Q2-6:評価軸がわからない
◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない
久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部
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- 井寄奈美さん『小さな会社の「トクする」人の雇い方・給料の払い方』発売! [06/12]
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