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【久米信行新刊】Q5-3:「認められる自分」で居続けることに疲れる
10万部突破!『すぐやる!技術』の著者であり、当「経営者会報ブログ」のプロデューサーでもある久米信行さんの次回作ご執筆原稿をリアルタイムで公開させていただいております!
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Q5-3:「認められる自分」で居続けることに疲れる
A5-3:無分別×無欲の大欲×無作為の作為で行こう
「いつも人目を気にするのは疲れる」「自分を飾っていてはリラックスできない」
多くの人に「認められる」ためには、最初のうちは「自分を作る」努力が必要でしょう。だから、「認められる自分」と「本来のリラックスした自分」とのギャップに悩むことがあるかもしれません。
たしかに、私も、さまざまな職場で、お客様の前と、そうでない時に言葉遣いから人格まで明らかに変わってしまう人を見ました。極端な例で言うと、さっきまでお客様と笑顔で接していたのに、お帰りになった途端ムスッと不機嫌になって周りに当たり散らすような人もいました。
しかし、今では、そんな人を見ると、逆に「疲れるだろうな」「ストレスがたまるだろうな」と同情したくなります。なぜなら、「認められる自分」が「本来の自分」と一致した「自然体」こそが、身も心も一番「楽」な上、まわりの人たちも幸せな気分にしてくれると知っているからです。
1 無分別:公私混同、オンでもオフでも「和顔愛語」なら疲れない
今の私は、特別な「認められる自分」を作りもしなければ、「ふだんの自分」と区別もしません。若かりし辛い頃は、無理に笑おうとして疲れもしましたが、今では、いつでも程々にニコニコしているので疲れません。
さらに、お仕事モードとお遊びモードを分けることもしなければ、大切なお取引先の社長と、偶然立ち寄った食堂のおばちゃんとの接し方も変わりません。
なぜなら、その方が「楽」で「楽しい」ことに気づいたからです。いちいち場合分けをして接し方を区別していては疲れます。また出会いにも縁にも飛躍的に恵まれているインターネット時代のスピード感についていけません。
それに、商売になる時だけニコニコしているのは「人として卑しい気分」がしますが、いつでも誰にでも優しい言葉をかけられれば、そんな悩みから開放され、自分に誇りが持てます。
もちろん、体調や気分が良い時悪い時もありますが、その時はその時で「自然な波」に任せて、ほどほどに笑顔を浮かべます。あえて、調子が悪い時に、無理やり元気を出すと長続きしないのです。
こうしていつも自然体でいれば、周りの人たちも「裏表の無い人」「いつもニコニコしている人」と「認めて」くれて、結果として対人関係まで楽になるのです。
2.無欲の大欲:目先の自分の利益よりも、大きな夢みんなの夢
不思議なことですが、「認められよう」とか「のし上がろう」といった欲を無くせば無くすほど「大きな力」が湧いてきます。しかも、そんな「内なる力」に加えて、思いがけない「外からの力」も加わるので、楽で長続きするのです。
かつて、私にも「儲けたい」「稼ぎたい」といった「自分自身のための目先の小さな欲」を満たそうと、もがいていた時期がありました。おそらく、外から見れば「自分が自分が」としゃしゃりでる「我の強い若僧」に見えたでしょう。
しかし、そんな時は、なぜか空回りをしていて力が出ず、周囲の協力も得られませんでした。たまたま目先のゴールをクリアしても思ったような達成感が得られず、モチベーションを維持することも難しいのでした。
ところが、幸いにも、インターネットでお互いを無償で褒め合い応援し合う文化に触れて、目からウロコが落ちました。また、社員を信じて積極的に仕事や情報発信を任せると大いに成長して、それが自分の成長よりも楽しいこともわかりました。
さらに、最近は、生まれ育った郷里の活性化や、大学高校での講師などの公的なボランティア活動に関わることも増えました。そして、自分より地元、そして未来の子供たちのことを優先すると、思いがけない力が湧いてきたり集まってきたりして、特別な充実感と喜びで満たされることも学びました。
つまり、自分のためよりは、家族のため社員のため、さらには縁者のため地域のために仕事をした方が、心が満たされて大きな力が湧いてくるのです。そして、目先の利益よりは10年後のことを、さらには未来の子供たちのことを考えて行動する方が協力も集まって、楽しく長続きすると実感したのです。
無欲の営みを繰り返すと、自分も物心両面で豊かになっていくこともありますが、それはあくまでも結果です。むしろ、無欲の大欲の精神で、みんなの笑顔に囲まれながら力を結集して、新しい挑戦を続けていくプロセス自体が最大の喜びなのです。
3 無作為の作為 自分とみんなが喜ぶことを続けて自動化習慣化
スキーやギター、ブログやメルマガなどの、生涯続けたいと思っている趣味を通じて、私は多くを学びました。上達のプロセスでは、何度も壁にぶつかりますが、自分とみんなを喜ばせるために粘り強く練習を続けました。すると不思議なことに、気がつけば「意識しなくてもできるように自動化」されてしまうのです。
さらに、ありがたいことに、一度、体でおぼえこんだものは「習慣化」します。「意識して続ける」というより「無意識に続けられる」ようになり、さらには「続けないと気持ち悪い」とさえ感じるようになります。
例えば、ジョギングやジム通いを習慣化している人なら、「仕事帰りや休みの日に大変そう」と人からは思われていることが、本人にとって「行かないと気持ち悪い、調子が悪い」ことだと納得していただけるでしょう。
認められる技術も、一見すると「常に意識して行動する=作為的なこと」に見えますが、実は体におぼえ込ませて「常に無意識で行動できる=無作為的なこと」なのです。
つまり、いくつかのハードル=新しい技術習得=を超えながら粘り強く続けているうちに、「自動化」「習慣化」されていきます。意識しないでも続くようになればもう疲れません。最初に考えるほど、はた目から見るほど「認められ続ける」ことは大変ではないのです。
【バックナンバー】
◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
◎Q2-6:評価軸がわからない
◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない
◎Q3-2:自分より優秀な人とどう付き合えばよいかわからない
◎Q3-3:自分が認めた人にだけ認められたい
◎Q3-4:うまくメールや手紙が書けない
◎Q3-5:相手の気持ちを動かせない
◎Q3-6:叱られると凹む
◎Q4-1:否定されるのが怖い
◎Q4-2:すでにその道で圧倒的な存在がいる
◎Q4-3:誰も自分のことを見てくれない
◎Q4-4:違う世代の人と話や興味が合わない
◎Q4-5:周りの反応がない
◎Q4-7:実力をつけてからデビューしたい
◎Q5-1:もともと前に出るような性格ではない
◎Q5-2:努力しても結果が出ない
久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部
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Q5-3:「認められる自分」で居続けることに疲れる
A5-3:無分別×無欲の大欲×無作為の作為で行こう
「いつも人目を気にするのは疲れる」「自分を飾っていてはリラックスできない」
多くの人に「認められる」ためには、最初のうちは「自分を作る」努力が必要でしょう。だから、「認められる自分」と「本来のリラックスした自分」とのギャップに悩むことがあるかもしれません。
たしかに、私も、さまざまな職場で、お客様の前と、そうでない時に言葉遣いから人格まで明らかに変わってしまう人を見ました。極端な例で言うと、さっきまでお客様と笑顔で接していたのに、お帰りになった途端ムスッと不機嫌になって周りに当たり散らすような人もいました。
しかし、今では、そんな人を見ると、逆に「疲れるだろうな」「ストレスがたまるだろうな」と同情したくなります。なぜなら、「認められる自分」が「本来の自分」と一致した「自然体」こそが、身も心も一番「楽」な上、まわりの人たちも幸せな気分にしてくれると知っているからです。
1 無分別:公私混同、オンでもオフでも「和顔愛語」なら疲れない
今の私は、特別な「認められる自分」を作りもしなければ、「ふだんの自分」と区別もしません。若かりし辛い頃は、無理に笑おうとして疲れもしましたが、今では、いつでも程々にニコニコしているので疲れません。
さらに、お仕事モードとお遊びモードを分けることもしなければ、大切なお取引先の社長と、偶然立ち寄った食堂のおばちゃんとの接し方も変わりません。
なぜなら、その方が「楽」で「楽しい」ことに気づいたからです。いちいち場合分けをして接し方を区別していては疲れます。また出会いにも縁にも飛躍的に恵まれているインターネット時代のスピード感についていけません。
それに、商売になる時だけニコニコしているのは「人として卑しい気分」がしますが、いつでも誰にでも優しい言葉をかけられれば、そんな悩みから開放され、自分に誇りが持てます。
もちろん、体調や気分が良い時悪い時もありますが、その時はその時で「自然な波」に任せて、ほどほどに笑顔を浮かべます。あえて、調子が悪い時に、無理やり元気を出すと長続きしないのです。
こうしていつも自然体でいれば、周りの人たちも「裏表の無い人」「いつもニコニコしている人」と「認めて」くれて、結果として対人関係まで楽になるのです。
2.無欲の大欲:目先の自分の利益よりも、大きな夢みんなの夢
不思議なことですが、「認められよう」とか「のし上がろう」といった欲を無くせば無くすほど「大きな力」が湧いてきます。しかも、そんな「内なる力」に加えて、思いがけない「外からの力」も加わるので、楽で長続きするのです。
かつて、私にも「儲けたい」「稼ぎたい」といった「自分自身のための目先の小さな欲」を満たそうと、もがいていた時期がありました。おそらく、外から見れば「自分が自分が」としゃしゃりでる「我の強い若僧」に見えたでしょう。
しかし、そんな時は、なぜか空回りをしていて力が出ず、周囲の協力も得られませんでした。たまたま目先のゴールをクリアしても思ったような達成感が得られず、モチベーションを維持することも難しいのでした。
ところが、幸いにも、インターネットでお互いを無償で褒め合い応援し合う文化に触れて、目からウロコが落ちました。また、社員を信じて積極的に仕事や情報発信を任せると大いに成長して、それが自分の成長よりも楽しいこともわかりました。
さらに、最近は、生まれ育った郷里の活性化や、大学高校での講師などの公的なボランティア活動に関わることも増えました。そして、自分より地元、そして未来の子供たちのことを優先すると、思いがけない力が湧いてきたり集まってきたりして、特別な充実感と喜びで満たされることも学びました。
つまり、自分のためよりは、家族のため社員のため、さらには縁者のため地域のために仕事をした方が、心が満たされて大きな力が湧いてくるのです。そして、目先の利益よりは10年後のことを、さらには未来の子供たちのことを考えて行動する方が協力も集まって、楽しく長続きすると実感したのです。
無欲の営みを繰り返すと、自分も物心両面で豊かになっていくこともありますが、それはあくまでも結果です。むしろ、無欲の大欲の精神で、みんなの笑顔に囲まれながら力を結集して、新しい挑戦を続けていくプロセス自体が最大の喜びなのです。
3 無作為の作為 自分とみんなが喜ぶことを続けて自動化習慣化
スキーやギター、ブログやメルマガなどの、生涯続けたいと思っている趣味を通じて、私は多くを学びました。上達のプロセスでは、何度も壁にぶつかりますが、自分とみんなを喜ばせるために粘り強く練習を続けました。すると不思議なことに、気がつけば「意識しなくてもできるように自動化」されてしまうのです。
さらに、ありがたいことに、一度、体でおぼえこんだものは「習慣化」します。「意識して続ける」というより「無意識に続けられる」ようになり、さらには「続けないと気持ち悪い」とさえ感じるようになります。
例えば、ジョギングやジム通いを習慣化している人なら、「仕事帰りや休みの日に大変そう」と人からは思われていることが、本人にとって「行かないと気持ち悪い、調子が悪い」ことだと納得していただけるでしょう。
認められる技術も、一見すると「常に意識して行動する=作為的なこと」に見えますが、実は体におぼえ込ませて「常に無意識で行動できる=無作為的なこと」なのです。
つまり、いくつかのハードル=新しい技術習得=を超えながら粘り強く続けているうちに、「自動化」「習慣化」されていきます。意識しないでも続くようになればもう疲れません。最初に考えるほど、はた目から見るほど「認められ続ける」ことは大変ではないのです。
【バックナンバー】
◆今春出版予定! 久米信行さん著書第二弾を当ブログで連載開始!!
◎Q1-1:自分の好みを出すのが恥ずかしい
◎Q1-2:自分が思っているよりも周りからの評価が低い
◎Q1-3:失敗して笑われるのが嫌だ
◎Q1-4:言いたいことを伝えるのが苦手だ
◎Q1-5:「柄にもない」と言われそうでイヤだ
◎Q2-1:「空気」を気にしすぎてしまう
◎Q2-2:保守的な人に足を引っ張られる
◎Q2-3:アピールの仕方がわからない
◎Q2-4:実績をアピールするのが嫌味に感じる
◎Q2-5:「調子に乗っている」と思われたくない
◎Q2-6:評価軸がわからない
◎Q3-1:自分に興味を持ってくれる気がしない
◎Q3-2:自分より優秀な人とどう付き合えばよいかわからない
◎Q3-3:自分が認めた人にだけ認められたい
◎Q3-4:うまくメールや手紙が書けない
◎Q3-5:相手の気持ちを動かせない
◎Q3-6:叱られると凹む
◎Q4-1:否定されるのが怖い
◎Q4-2:すでにその道で圧倒的な存在がいる
◎Q4-3:誰も自分のことを見てくれない
◎Q4-4:違う世代の人と話や興味が合わない
◎Q4-5:周りの反応がない
◎Q4-7:実力をつけてからデビューしたい
◎Q5-1:もともと前に出るような性格ではない
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